記事提供:CIRCL

冷え込みが厳しくなってきた12月…暖かく健康的に眠るために正しい毛布の使い方に注目したい。

ひと昔前は自分と掛け布団の間に毛布をひいて寝る人が多かったが、最近では、布団の上に毛布を掛けるのが最も効果的と紹介されている。これで「毛布は掛け布団の上か下か」論争に決着がついたかと思えば、事はそう簡単にはいかない。

実は、毛布と掛け布団との位置関係を決めるのは、毛布の「素材」と「役割」だ。だから、一口に毛布といっても、その素材によって使い方は全く異なってくる。

では、毎日使っているあなたの毛布は正しく使えているのか、早速チェックしてみよう。

そもそも毛布の役割とは何か?

毛布は暖かさや肌触りの柔らかさがよく取り上げられるので、「保温力」も毛布の役割だと思っている方も多いことだろう。

ところが毛布に求められる役割は、「肌触りの柔らかさ」と「吸湿力」。保温力が求められるのは、掛け布団や敷布団などの「布団」、そしてベッドマットレスなどの「重寝具」が優先である。

それは、「厚み」のある寝具の方が保温力に関して影響力が大きいからである(※1)。

布団に入った直後のヒンヤリ感が苦手…じゃあどうすれば?

そうはいっても、せっかく風呂上がりの温まった体が毛布なしの掛け布団に触れてしまうと、冷たくて思わず体が縮こまってしまう。これは何とかならないものだろうか?

掛け布団に直接触れることで「寒い」と感じてしまう原因は、実は「掛け布団カバー」の素材が原因になっている。これは、カバーの素材を毛布のような起毛素材、あるいはガーゼやニットのような肌触りの良い素材に変えるとかなり和らげられる(※1)。

毛布の睡眠が果たす大きな役割は「吸湿力」

毛布が果たす大きな役割は「吸湿力」だ。人間は寝ている間に汗をかいている。日中あまり汗をかかない冬でも睡眠中には汗をかいており、睡眠中の発汗がスムーズかどうかは、睡眠の質に大きく関係している。

睡眠とは体温を下げる時間でもある。日中酷使した脳や内臓は、睡眠中に体温が下がることで冷却され、回復を図っているのだ。

だから、電気毛布や電気敷布を使う場合にも、寝る前1時間ほどに使用はとどめて、眠る時にはスイッチを切るようにする(※2)。

もし睡眠中にかく汗を寝具がうまく吸湿放散してくれないと、体温がスムーズに下がらず、深いノンレム睡眠を獲得できない。寝具の選び方一つが、睡眠の質を左右することになるわけだ。そこで毛布に求められる「吸湿力」が重要になってくる(※3)。

天然素材は掛け布団の下に。化学繊維は掛け布団の上に

吸湿力に安心が持てる素材は綿・ウール(羊毛)・シルク・カシミヤなどの天然素材だ。これらの素材であれば、掛け布団の下に安心して使える

その反面、吸湿力に乏しいアクリル・ポリエステル(マイクロファイバー)などの化学繊維性の毛布は、掛け布団の下には適さない。むしろ掛け布団の上に掛けて掛け布団の肌沿いを良くしたり、布団の保温力をサポートしたりする目的で使うと良い

ただし、特殊加工を施して天然素材のような吸湿力を持たせた高機能毛布であれば、化学繊維素材でも天然素材のように布団の下に使うことができる(※1)。

良質な睡眠のための毛布の正しい使い方は「吸湿力」で左右される

つまり、良質な睡眠を得るための正しい毛布の使い方は「毛布の吸湿力」で決まる。毛布の素材により異なる吸湿力を確かめて効果的に使うことだ。

掛け寝具と敷き寝具で作られる寝床内気候が、「およそ温度33度、湿度50%」だと、暖かく爽やかで気持ちいいリラックスした睡眠を取ることができる
。毛布の上下ばかりでなくこのポイントも押さえておきたい(※4)。

冬は日照時間、気温、活動量が軒並み減少して睡眠リズムも乱れやすい。睡眠の性質が低下しやすい冬だからこそ、夏以上に使う寝具の素材選びや使い方を工夫してみる必要がありそうだ。

※1:快眠アドバイス「毛布の正しい使い方」
※2:保温効果に大きな違いが?正しい毛布の使い方
※3:誰も知らない毛布の正しい使い方
※4:知ってなるほど!冬寝具の使い方4つのコツ

出典:誰も知らない毛布の正しい使い方
出典:快眠アドバイス「毛布の正しい使い方」

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