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記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
みなさんは「レイノー症」をご存知ですか? これは、冷たいものに触れたときや気温が低いとき、あるいは精神的なストレスを感じている際に手の指、もしくは足指の細い血管が発作的に「れん縮」といって痙攣のように縮こまり、一時的に血流が悪くなることで引き起こされます。症状としては、最初は指先が白くなり、その後チアノーゼのように紫色に。そして最終的に細い血管が拡張して赤くなるという現象が起こります。

今回は、この状態が病的に引き起こされるケースについて、医師に伺いました。

レイノー症を引き起こす病気

1:膠原病
膠原病は非常に幅広く自己免疫が関係する疾患をいいますが、その中でも強皮症、混合性結合組織病、自己免疫性溶血性貧血、全身性エリテマトーデス(SLE)などで見られることがあるとされます。

2:振動障害
振動障害は職業的に振動工具やタイプライターなどを日常的に用いている人に比較的見られやすいことが知られています。そのためそういった業務に就いている方は検診の項目にレイノー症状の有無をお聞きする項目が入っているはずです。

3:閉塞性動脈硬化症
動脈硬化症による慢性閉塞性疾患の総称である閉塞性動脈硬化症でもレイノー症状が見られます。動脈硬化でもともと血管が狭くなっており、血管の収縮・拡張を調整する機能の低下もあることが原因と推測されます。

上記のほか、胸郭出口症候群、血液の粘稠度が増加し、末梢循環障害が起こる多血症及びクリオグロブリン血症などでみられます。

薬による副作用のケースも…

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意外なところではお薬の副作用でレイノー症が見られることがあります。エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンなどの主に片頭痛の治療に用いられるお薬やいくつかの抗がん剤、高血圧や頻脈を抑えるベータブロッカーという系統のお薬、抗うつ薬の一部や免疫抑制剤の一部などもレイノー症を副作用に起こしえることが分かっています。

場合によっては壊死してしまうことも…

原因が明確なレイノー症では、適切な治療をしないと皮膚の潰瘍や壊死などを起こす場合があります。 膠原病など原因が明らかで治療できる疾患に関してはその原疾患の治療がレイノー症の改善にも重要です。また軽症の時は症状が起きやすい寒い時期のみ血管を拡張させる作用のあるお薬を用いて治療することもあります。

いっぽう、実際に白くなっているときには温痛覚が鈍くなっているので湯の温度に注意しながらぬるま湯でゆっくりと冷えた手足の指を温めることも大事です。ストレスが原因の場合はストレスをためない工夫をすることも大切です。必要に応じて膠原病や血管の専門の医師に見ていただくことも必要です。

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【医師からのアドバイス】

レイノー症が見られた場合はそこに原因となる疾患や生活習慣、原因となる内服薬などがないかのチェックと検査・診断した結果に応じた治療が必要となってきますので放置せず一度は受診されて、詳しく調べていただくことが大切です。

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