東日本大震災から今年で5年が経ちます。被災地の復興はまだまだ進んでいないのが現状ですが、芸人のロンドンブーツ1号2号の田村淳さんのコラムと、そのコラムを読んだ方とのやり取りが話題になっています。

このコラムの中で田村さんは、北茨城を訪れた翌日に鼻血が出たこと、福島を訪れた際に線量計が鳴り続けていたことなどに触れていました。

しかし、この内容は福島に対して誤解を招く」と、ある方が田村さんと議論することになったのです。

こちらのツイートから順にご覧下さい。

このツイートをきっかけに田村さんは、もりちゃねさんをフォロー(現在は解除済み)。以後、DMでやり取りをして内容が公開されるに至りました。

どんな内容だったのか見てみましょう。

1. ファーストコンタクト

出典 https://twitter.com

もりちゃねさんは感情的に話してしまったことを謝罪、そして淳さんは議論をしようと約束をしたのです。

もりちゃねさんは福島県の風評被害と闘ってきただけに、科学的な根拠のないコラムの内容に胸を痛めるとともに、遺憾にも感じていました。

現在の福島は出血するような線量ではないというデータがある以上、きちんと話したいとも考えていらっしゃったのです。

そして、淳さんからDMの返信が送られてきました。

2. 原発について考えるきっかけにして欲しかった

出典 https://twitter.com

あくまでも鼻血と放射能の因果関係について伝えたかったわけではなく、原発事故のことを考えるきっかけにして欲しかったとのこと。

これに対し、もりちゃねさんは次のように返信しました。

3. 住んでいる人のことを考えて欲しい

出典 https://twitter.com

風評被害…これは福島県の農家・畜産家の方にとって死活問題であり、我々も認識しなければならない問題の一つです。

もりちゃねさんのDMを拝見すると、品質に問題がないのに風評被害のせいで適正価格での取引がされていない現実も見えてきます。

これに対して淳さんは次のように返信をしました。

4. 訂正とお詫びを検討。汚染土の行方が気になっている。

出典 https://twitter.com

黒いビニールに入れられている汚染土。これがあるということは安全ではないのでは?と淳さんは疑問を呈していました。

福島県外にいる方の中で、汚染土について詳しく知る人は少ないのではないでしょうか?

この淳さんからの返信を受けて、もりちゃねさんは汚染土について詳しく説明しています。

5. 写真の汚染土=ほとんどが除染を必要としない

出典 https://twitter.com

袋に入れられている汚染土のほとんどは、除染の必要のないレベルのものだということはあまり知られていませんね。そして、除染が必要=危ないというイメージにも繋がり、それが風評被害をもたらしているのだと語っています。

こういったこともあまり知られていませんね。

さて、淳さんからはどんな返信が来たのでしょう?

6. なぜ安全なレベルの土を積み上げているのか?

出典 https://twitter.com

たしかに安全なレベルの土であれば処理をする必要がありません。貴重な税金を投入してまで処理をする理由が何なのか、気になるのはごもっともです。

この淳さんからの疑問、そして意見を受けてもりちゃねさんは次のように返信しました。

7. 誤った基準と知られざる除染による弊害

出典 https://twitter.com

全ての農家の方ではありませんが、代々手入れしてきた土壌を除染によって荒らされてしまった方もいらっしゃるのです。そして1mSVという除染基準そのものが誤りであり、当時の農林水産大臣だった細野豪志議員が決めたことなので、今更取りやめることもできないとのこと…。

こうして見ると知らなかったことも多く、どの情報や基準が正しいのかトップダウンでアナウンスする必要性も感じますね。

もりちゃねさんは、加えて福島のフリーライターの方が記した資料も淳さんに送りました。

すると、この資料を読んだ淳さんから返信が来たのです。その内容は…

8. 「諌めてくれありがとう」

出典 http://p.twipple.jp

出典 http://p.twipple.jp

淳さんは素直に感謝の言葉を綴っています。

一連のやり取りを通じて、もりちゃねさんもこんな感想を述べていました。

「淳さんと分かり合えた部分が相当あった」

初めこそ言葉遣いに対する注意があったものの、以降は有意義な議論が展開されていたことで、もりちゃねさんも淳さんに感謝をしていました。

「被災者に何が出来るか」という観点

実際に一連の議論を見るまで知らなかったこと、誤解していたこと、皆さんそれぞれあると思いますが、何のための復興と言えばやはり「被災者のため」であることにほかならないのです。

震災から5年が経ちますが決して風化させず、出来ることが何かを考え、少しでも行動に移し続けていきたいですね。

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