記事提供:子ある日和

一日で一番の楽しみは、保育園のお迎えの時間である。「ママー!」と叫びながら駆け寄ってくる子供の姿を見ると、仕事の疲れも家事の疲れもすべてが吹っ飛んでしまう。

そして、「ママー!」と叫んでいるときの子供の顔は本当に可愛い。

満面の笑みで近づいてきて、ぎゅーっと抱きつかれたとき、この子の母親になれて本当に良かったと心から思う。

こんなにも心から私を必要としてくれる人がこの世にいるのだろうか。思わず涙が出そうなほど、嬉しくなる。

よく「親の愛は無償」という言葉を聞くけれど、子供の愛はそれ以上にすごい。何の見返りもなく、ただ単純に私を愛してくれているのが分かる。

保育園に入れた当初は、本当に悩んだ。

可愛い盛りの子供を保育園に預けてまでやりたい仕事があるのだろうか。

一生に一度しかない幼い時期を他人の手に任せてよいのだろうか。

保育園に預けるときの子供の泣き顔を見て、申し訳ないと思ったし、子供と一緒にいられない寂しさで私も泣いたりした。

しかし、そんな気持ちも1ヶ月もすれば変わった。

それは、保育園のお友達と遊ぶ大切さを思い知らされたからだ。

玩具を譲り合うこと。

順番を待つこと。

互いの気持ちを推し測ること。

集団生活でしか学べないことは本当にたくさんあるのだと、私も子供や保育園から教えられた。

そして、子供が保育園に行くようになってから、私の仕事に対する考え方が大きく変わっていることに気づいた。

子供が保育園に行ってくれているから仕事が出来る。子供に会えない時間があるからこそ、一緒にいる時間を大切に出来る。

そう思うと、仕事を頑張ろうと自然に思えるようになった。

子供に恥ずかしくない自分でいたいと思うようになり、仕事を心から楽しむことが出来た。

保育園から家に帰った後の楽しみは、一緒にお風呂に入ることだ。お風呂では、保育園であったことを子供から聞き、私も仕事であったことを子供に話す。

お互いの身体を洗い合ったり、玩具で遊んだりもする。お風呂は唯一、家事に追われず子供と向き合える時間なので大切にしている。

そしてお風呂から出た後は、戦争だ。洗濯物をたたみ、夕飯の支度をし、明日の用意をしてから子供を寝かせる。

残念ながら子供と遊ぶ時間などない。

家事の片手間に子供の様子を見て、家事の片手間に会話をするだけだ。

しかし、お迎えの時間の笑顔とお風呂の時間の会話があれば、私たち家族は大丈夫なのだと思える。

私にとってこの2つの時間は、人生の宝物なのだ。そして、母子を繋ぐ大切な絆の時間なのだ。

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