なんと何かと話題のジンバブエが人民元を通過として採用するという事を発表していたようです。

ハイパーインフレに悩むアフリカのジンバブエが、中国の人民元を国内で使える通貨として正式に採用すると発表した。 ジンバブエは21世紀になってから国内の白人が持つ土地を強制収用するなど失政が続き、経済が破綻状態に陥った。2007年を過ぎた頃にはインフレが天文学的なレベルに達し、2008年前後には年間のインフレ率が2億%にもなった。
 2007~08年頃にはデノミを何度も行ったが、インフレを止める切り札にはならなかった。その後2009年以降になると通貨・ジンバブエドルの信用回復を諦め、米ドルやポンドなど外貨を正式に国内で流通する通貨として採用。さらにここに来て、人民元を通貨として採用すると発表した。またこれに先立って、中国がジンバブエに対して持つ4000万ドル(約48億2000万円)の債権を放棄すると述べていた。

出典 http://www.iforex.jpn.com

思い出される悲惨なジンバブエドル

ジンバブエドルと言えば1ドル=3.5京ジンバブエドルという天文学的数字になって話題になったのを覚えている方も多いと思います…。

記念に買おうとしていた人も私の友人にも居ますが…。
結局買うことはなかったようですが…。
それからどうなったかというのを知らない方も多いと思いますが…。

ジンバブエの現状

2014年現在、法定通貨として米ドル、ユーロ、英ポンド、南アフリカ・ランド、ボツワナ・プラ、中国人民元、インド・ルピー、豪ドル、日本円の9種類が認められている。なお、街中で実際に使われているのは主に米ドルとランドである

出典 https://ja.wikipedia.org

現状は米ドルと南アフリカランドが基本的に流通しているようです。
今回の人民元も2014年時点で法定通貨になっており日本の円も含まれています。
と言う事は…。今回わざわざ採用すると公表したということは今流通している9種類の中でも人民元に傾倒していくという宣言なのでしょうかね。

中国のメリット・デメリット

まずは中国はなぜそんな事に借金を放棄してまで力を貸すのか…。
不思議に思う方も多いかと思います。

これは、まずどうやって人民元をジンバブエに持ち込むかから始まります。

方法としては「無償で提供」「貸し出す」「価値のある物と交換」
この3つが考えられます。
この中でわかりやすい中国のメリットは「価値のある物と交換」です。

ジンバブエはあまり知られていませんが、金やニッケル、クロム、銅などの鉱山資源がかなり豊富にあるとされています。その鉱山の権利と交換で人民元をジンバブエに供給するとすると中国的には鉱山の権利を得る事ができ非常にメリットが有るのです。

更に一見メリットのなさそうな「無償で提供」「貸し出す」もジンバブエの経済を人民元に依存させる事で中国はジンバブエの経済を支配することができるのです。
更にはジンバブエという国の国連での投票を中国の好きに出来るようになる可能性もあり、かなりメリットはあるのです。

では、デメリットは…?
ジンバブエという悪い意味で有名になってしまった国に入れこむ事で当然中国が共倒れするというリスクがあると思われる。
また、ジンバブエでの偽札問題が発生した場合、人民元が偽札として製作されてしまう為危険ではないかという声もある。

また、あるとされている鉱山資源が対して出なかった場合は中国としてはメリット無く出費だけになってしまう可能性がある。

ジンバブエのメリット・デメリット

過去にいくらでも増刷され価値のなくなったジンバブエドルとは違い、ドルなどの準備通貨を豊富に抱える中国の人民元であれば、価値の裏付けがある通貨として流通が可能なのです。そこがジンバブエとしての大きなメリットです。
更に借金を放棄してもらえるわけですからそこは大きいと思います。

しかしながらもちろんデメリットも多いのです。
まずは自国で通貨を印刷できず価値をコントロール出来ない点です。
要するに自国の都合に合わせた金融政策はできなくなってしまいます。

更には鉱山などの権利を中国側に持っていかれる可能性があるわけです。
その辺りは政府首脳の交渉力次第ですが…。

どうなるのでしょうか…?

もしも48億円で大量の資源を獲得できれば中国としては大儲けでしょうが…。
本当にそうなるのでしょうか?本当に価値のある資源があるのかという疑問ももちろんあるのです。

ジンバブエは中国崩壊へと導くのか?それとも中国躍進の切り札なのか…。
今後の動向に要注目です。

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