アイスランドは2008年に経済危機が起こりました。そしてその結果、輸入食材で経営していた同国のマクドナルドは、2009年10月を最後に撤退することになりました。アイスランドの人たちの多くは、この事実を悲しみ、最終営業日には長蛇の列ができ、別れを惜しんだのです。

スマーソンさんはとてもマクドナルドを愛していました。アイスランドから消えるマクドナルドに思いは募り、彼はチーズバーガーとマックフライポテトを購入したのです。しかしそれは、食べるためではありませんでした。

出典 http://24bit192khz.seesaa.net

最終日前夜の10月30日にアイスランドの全3店舗では大行列ができたようです。

列に並んでいた28歳の男性は、「この景気ではしばらく海外旅行にも行かないだろうし、ビッグマックを食べる最後のチャンスだ」などと語った。

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マクドナルド撤退に、それぞれの思いがあるのです。

スマーソンさんは撤退から6年間もの間、マクドナルドのハンバーガーセットを大切に保管しているのです。

スマーソンさんは、6年間丁寧に保存していたのです!

6年もの月日が経過しているにもかかわらず、ポテトとハンバーガーは全く痛む気配がなかったというから驚きです。もはや手に入れることすらできない貴重なハンバーガーは、その後、美術館に陳列されることになりました。このことは現地で話題になりました。

「若干パテの部分の色が明るくなってきたような……」というひともいました。それから2年、美術館は「もうこれ以上保管することが難しくなってしまった」と、スマーソンさんに連絡がきました。「美術館の考えは間違っている。『私はそのハンバーガーを引き取る』」と答えたといいます。

再度、スマーソンさんの元へ戻ってきたチーズバーガーとポテト。彼は、今度はレイキャビク・バス・ホテルに協力してもらい“国内最後のハンバーガー”を展示することにしたのです。

ホテル内で管理、展示されているハンバーガーとポテト

出典 http://www.dailystar.co.uk

再びスマーソンさんのもとへと戻ってきたチーズバーガーとポテト。レイキャビク・バス・ホテルに“国内最後のハンバーガー”を展示することが決まったのです。

物珍しさからか訪れたお客さんにちょっとだけポテトをかじられたりというハプニングもあったそうですが、静かに時を刻んでいます。ホテルに設置されたライブカメラから、「ハンバーガーが果たしてどのように腐ってしまったり、だめになったりするのか」を、世界中の人々が見守ることもできるそうですよ。


自分の住んでる国で、日常何気なく食べていたマクドナルド。それが無くなってしまう事は悲しいですよね。食べずに保管し続けているスマーソンさんの深い”マクドナルド愛”。
こんなに愛されているマクドナルドも幸せです。スマーソンさんにマクドナルドを食べさせてあげたいなと思うのは、私だけではないですよね?

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
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