病と闘う子供達の夢を、写真の中で叶える”Drawing Hope Project”というプロジェクトがあります。これはカナダを拠点とするフォトグラファー、ショーン・ヴァン・デイル(Shawn Van Daele)さんが2012年にスタートしたもの。現在もこのプロジェクトによって、沢山の子供達が夢を叶え続けています。

一番上の素敵な写真が子供の夢を叶えた合成写真、左下にある絵がその子が描いた夢の絵、右下にはその子の病状が説明されています。そしてドナーが必要な子供の場合など、その旨を記載、臓器提供などの呼びかけも行っています。

このかっこいいスーパーヒーローは、ジャックくん。非常に稀な肝疾患を持って生まれ、生後7ヶ月で最初の移植を受けました。そしてこの写真を撮影した時には、2回目の移植を待っているところでした。ヴァンさんは、作品を発表すると同時に、ドナーを募集している事添え、その連絡先も告知しました。そして後に、ジャックくんは無事に2回目の移植手術が行われました。

ヴァン・デイルさんがこのプロジェクトを始めたきっかけは、祖母の為に作った1枚の写真。自分が子供の頃に描いた絵を自分の写真と合成しながら「この技術が何かの役に立たないか」と思い、考えついたのが病気に立ち向かっている子供たちの夢を、こうやって写真にする事でした。

何よりも写真を通じて伝えたいのは『Anything is Possible』

日々、病と闘う子供やその家族に「大丈夫。どんな事だって出来ない事なんかないんだ。こうやって頑張ってきた君たちには、何だって実現できる力があるんだ」という気持ちを伝えたいのだそうです。

そう、写真の中では誰だって、何にでもなれるのです。いつもは大きな病と闘いっている子供たちですが、その力がある彼らだからこそ、大好きな恐竜に囲まれて自分の足で思い切り走り回る事も、宇宙船にのって壮大な宇宙に飛び立つ事も、憧れのバレリーナになる事も、誰だって、何だって!

子供達の夢は様々です。私たちは当たり前になっていてその素晴らしさに気がつかない様な事が、大きな夢になっている子供もいます。例えばサンディは、その疾患の為に太陽の下に出る事ができません。けれど、この写真の中なら青空の下、大好きな花に囲まれて過ごす事ができるのです。

このプロジェクトでは、まず子供の描いた夢の絵を送ってもらいます。そしてその子供の所にヴァン・デイルさん自ら向かい、その絵に込められた思いを聞き、イメージを膨らませて写真を撮るのです。

そして彼らの写真を撮ります。彼らと話をしながら撮影する時間も、とても大切な時間なのだそうです。

こうして撮影した写真を加工、出来上がったのがこの作品!

日々、病と闘う子供たちとその家族にとって、この1枚は力強いパワーを与えてくれるのではないのでしょうか。

実はこのプロジェクトは全て無料。移動や制作にかかる費用は寄付で賄っていて、ヴァン・デイルさん自身も完全なボランティアです。けれど夢が実現して自分が主人公となったその写真を見た時の子供たちと、その家族の嬉しそうな顔は、何にも代えがたいプレゼントだといいます。

それでは、素晴らしい夢の実現の数々をご覧下さい。

Drawing Hope ProjectのHPでは、更に多くの素晴らしい作品を見る事ができます。また、ドナーの登録先情報や、このプロジェクトへの寄付も随時受けつけています。ぜひ一度、HPもチェックしてみて下さい。

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