三重の中学生が、兵庫県三田市の中学生が、大阪藤井寺市でも大阪心斎橋でも・・・
非常に悲しく言葉が見つかりませんが、ここ数日、中学生や高校生の自殺報道が続いています。

原因がまだ判っていませんので軽率な発言はできませんが、精神科医の話によると、中学生や高校生の自殺の背景に「うつ病」が隠れていることが多々あると言われています。

もちろん、いじめが原因か否かは追及する必要があるでしょうし、心斎橋の自殺は病気苦だと報道されています。

しかし、いじめからうつ病となり自殺に至るケースも多いと専門家は言っています。
うつ病で一番怖いのが自殺です。

教師や親はうつ病の兆候はないか、いち早く気づくようにしたいものです。
防げるものは防ぎたい!! それは誰もが願う事でしょう。

1クラスに1~4人

中学生の1クラス1人~4人の割合で「うつ病」の子がいると、専門家の間では言われています。

近年は、受験をきっかけに「うつ」になるケースが多いようです。
受験は昔からありましたが、少子化の今の時代と昔との大きな違いは、「一人にかかる親の期待の大きさ」です。

子どもが3人も4人もいた昔の時代は、1人くらい勉強ができない子がいても、「まあ、いいかぁ~」と思えたのが、今は「まあ、いいかぁ~」の比率が小さくなっています。
そこそこの大学を卒業しても、正社員には慣れない時代で、親の焦りもあるのでしょう。

昼も夜もコンビニで・・・

「塾に行っていない子なんて、僕くらいだよ・・・」という時代です。大阪では、塾代の助成も受けられる時代になりました。

筆者はかって、「日本で一番学習塾が多い」と言われる街に住んでいました。
進学塾の隣に勉強嫌いな子や不登校の子のための塾があったり、同じビルの○階と▲階に違う進学塾が入っていたり、大手学習塾はすべて駅周辺にありました。

大手の進学塾に通う子は、休日も早朝から塾です。昼食と夕食と2食分のお弁当を持参する子もいますが、たいていの子はコンビニやファーストフード店で何か購入することが多いです。

休み時間にコンビニで好きなものを買い、漫画を立ち読みするのが唯一の楽しみだという子も多く、大きな塾の近くのコンビニ内は学生たちで溢れかえっていることもあります。

休日も朝早くから勉強し、昼も夜もコンビニ飯で夜遅くに帰宅する・・・いくら若くて体力があるとは言え、しんどいのではないでしょうか?
中学生はまだまだ今から大人の体へと変わっていく時期ですし、高校生もこの時期にしっかりと体を作ってほしい時期です。


叱咤激励するのが塾だけど・・・

子どもたちは親の期待に応えようと、懸命に頑張ります。

しかし、努力が必ずしも報われえるとは限らないのが、進学塾です。叱咤激励を繰り返されるのが進学塾です。
自分が頑張ったときはみんなも頑張るから、今まで以上に頑張ったのに、順位は上がるどころか下がることもあります。

お父さんだって、休日返上で懸命に頑張っているのに不況の影響で成果が出ず、「お前はリストラの対象候補だぞ倉庫へ行くか?」なんて言われたら、心がクタクタになりませんか?

兆候は?

子どものうつ病は大人と違って、うつ状態となることは少ないです。

またお子さん自身は、何か心の状態が不安定なことに気づいている事も多いのですが、親に心配をかけまいと、あえて親の前では明るく元気にふるまう、けな気な子もいます。

典型的な兆候としては
暴言や暴力をふるう・・・優しかった子が急に暴言を吐いたり、弟や妹や友達に暴力をふるったり、親に反抗的な態度を取ったりします。反抗期や非行と思われているケースも少なくありません。

やたらイライラしている・・・暴言や暴力などはなくても、いつもイライラを募らせていることもあります。

成績が急降下・・・ジェットコースターのごとく成績が急降下します。
しかし、親や教師はまさかその背景に「うつ病」が隠れているなどとは思いもよらず、叱咤激励し、ますます追いつめているケースも見られます。

気になる兆候がある場合は、子供の話をよく聴き、カウンセラーに相談したり、心療内科やメンタルクリニックなどを受診して医師に相談するなどの対処を取ることが大切です。
時には、ゆっくりと休ませることも必要でしょう。

どこのご家庭でも、子供たちの幸せを願っていることでしょう。

学習塾を否定するつもりはありませんし、賛成するつもりもありません。


ただ、次のことは知っておいてほしいな、と願います。

★受験によるうつ病が増えていること。

★大人のうつ病と違ってわかりにくいこと。

★子供は、「親に心配をかけまいと」心が疲れている事に気づいてはいても、
親の前では明るく元気にふるまっている、けな気な子もいるという事。

★成績が急降下したり、反抗期や非行と思われる言動の中には、「うつ病」が潜んでいることもある。

うつ病を放置した際に一番怖いのは、自殺だということ。

上記の事を、親や教師は知っておいてください。進学塾を利用するのなら、尚更です。

「うちの子に限ってそんなことは大丈夫よ!脅すつもり!?」と叱られても、私はかまいません。(親御さんたちを脅すつもりはありませんが・・・)
ただ、知らずに無理をさせたことでうつ病を見逃し、うつ病を悪化させ、最悪の事態に至ることもあります。

このような記事を書いて1人でも多くの人が読んでくだされば・・・ほんの少しでも予防につなげることができれば・・・という思いでこの記事を書いています。

どうか、お子さんの成績だけではなく、心や体の健康にも目をかけてあげて欲しいな、と切望します。

うつ病は根性で治る類の病気でもなければ、根性が足りないからなる病気でもありません。誰でも起こりうる病気です。
「病は気からと言うじゃないか!!」と反論があるかもしれませんが、
”根性が足りないからうつ病になるわけではない。″ これは事実です。


最後となりましたが、尊い命を自ら断たれた方々のご冥福をお祈りいたします。そしてもう二度とこのような悲しいことが起こらないようにと、切に願います。

この記事を書いたユーザー

不死身のひみこ このユーザーの他の記事を見る

患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

得意ジャンル
  • 育児
  • 暮らし
  • 美容、健康
  • コラム
  • 感動

権利侵害申告はこちら