記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
現在、不妊に悩むかたが増えています。不妊には様々な原因がありますが、子宮筋腫もそのひとつに数えられます。特に、子宮筋腫が原因の不妊は増えてきているといわれているのです。

今回は、子宮筋腫と妊娠の関係について、医師に聞いてきた話をお伝えしたいと思います。

子宮筋腫とは?

子宮筋腫とは、子宮を構成する筋肉からできる良性の腫瘍のことをいいます。

子宮筋腫は、
・生理の出血量が多い
・生理痛がひどい
・腰痛
・下腹部痛や腹部の圧迫感
などの症状があります。

筋腫が大きい場合、まわりの臓器が圧迫されることによって便秘や頻尿になることもあります。しかし、無症状のことも多く、健康診断で初めて発見されることもあります。

子宮筋腫が原因で妊娠できないのはどうして?

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症状や経過によっては子宮動脈塞栓術や手術、内服療法などによって治療をすることが望ましいのですが、経過を見ていくだけでよいことも多いです。しかし妊娠をするためには子宮筋腫が邪魔をすることがあります。

1. 着床しづらい
妊娠に至るためには、しっかりと排卵され、健康な卵子と精子が出会って受精をし、その受精卵が子宮内膜に着床をする必要があります。子宮筋腫があると子宮は筋腫によってひきのばされたり、凸凹といびつな形になっているため、受精をしても、受精卵が着床しにくくなります。着床をしなければ妊娠は成立しません。また、着床したとしても初期のうちに気づかずに流産してしまうこともあります。

2. 子宮が硬くなる
妊娠すると、子宮はやわらかくなりだんだん大きくなっていくのですが、子宮筋腫がある場合には、子宮は硬くなって、大きくなりにくかったり子宮が収縮しやすくなっています。そのため、ちょっとした刺激によって子宮が収縮し、結果流産してしまうということもあるのです。

子宮筋腫があっても妊娠、出産をされるかたもたくさんいらっしゃいます。しかし子宮筋腫があって、その他に不妊の理由がはっきりしないかたや「不育症」という何度も流産になってしまう症状があるかたが、筋腫を取り除く治療をすることで、妊娠、出産に至る場合も多いのです。

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加齢によって子宮筋腫は増える?

子宮筋腫による不妊の増えた原因には、妊娠・出産の高齢化があるといえます。

子宮筋腫は、加齢によって頻度は増え、40代では3分の1の女性にあるともいわれるほどです。そのため、高齢になってからの妊娠は、排卵機能の低下などに加えて、子宮筋腫による不妊の影響も受けやすいのです。

また、子宮筋腫は、女性ホルモンの影響を受けて成長します。月経の開始年齢が低年齢化し、女性ホルモンの影響を長期間にわたって受けるようになったのも、子宮筋腫が増えている原因とも考えられています。

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【医師からのアドバイス】

妊娠するためには、子宮筋腫の有無や状態を確認することも大切です。筋腫の状態をよく理解し、不妊の原因となっている可能性が大きければ、手術の方法など含め、専門医としっかりと相談したうえで、治療を受けるといいでしょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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