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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
小さいお子さまが急に発熱することは多いでしょう。しかし、その熱が高いからと重症であるわけではありません。たとえば、熱はあるけれど機嫌が良い、あるいはミルクはいつもどおり飲む場合、たとえ38度台の高熱でもようすを見ていて大丈夫なケースが多いようです。とはいえ、いざ熱が出てしまうと慌ててしまいますよね。今回は、そんな子どもの発熱時にどのようなことに気をつければ良いのか、医師に聞いてみました。

自宅でできる発熱対策・3つ!

1:とにかく安静に
発熱時は、外遊びを控えて自宅で過ごすようにしましょう。 その際、いつでもお昼寝ができるように布団を敷いておくと良いですね。

2:水分摂取はしっかり行う
37〜38度台でも、お子さまが元気な場合(動きはいつも通り、食事やミルクも摂取良好)は、子ども用の経口補水液(大人のものだと塩分が濃いので、うすめましょう)をたくさん飲ませてください。 水やお茶では汗で体外に流出する塩分の補充が追いつかない可能性があります。 市販品がありますので、いざという時のために手元にあると安心ですね。 手元になければ手作りすることも可能です。
<経口補水液の作り方>
・水:500ml
・塩:1.5g
・砂糖:20g
上記、3つの材料をよく混ぜる

飲みにくい場合は、オレンジジュースを足したり、レモン果汁を加えてみると良いでしょう。作り置きはせずに飲むたびに作る方が衛生的です。 また、冷たく冷やしてしまうと胃腸への負担が大きくなるため、常温で飲むようにしましょう。

3:額を冷やしてみましょう
市販の冷却シートなどを使いましょう。氷枕が冷たくて気持ちがいい、という子もいます。
39度以上ある場合は脇の下、首筋など、太い動脈のある場所に冷却材をタオルで巻いたものを当ててあげるのも良いですよ。

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病院にかかるタイミングは?

元気がなく、ぐったりしている場合や、嘔吐や下痢があり脱水の可能性がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
発熱は風邪の場合が多いのですが、インフルエンザやRSウィルスなどの呼吸器疾患、突発性発疹、水疱瘡やはしかりんご病など発疹が出るウィルス疾患の場合もあります。

受診する前に発熱以外の発疹などの症状がないかよく確認して、事前に医療機関に電話連絡すると、その後がスムーズです。

救急車を呼ぶタイミングは?

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熱性けいれんを起こした時は、救急車を呼べるようにしておきましょう。
熱性けいれんは6ヶ月から6歳くらいまでに5%程度の割合で、発熱時とくに急に熱が上がる時に起きやすいとされています。

38度以上の発熱時におこるけいれんで、急に顔色が悪くなり、口から泡を吹いたり、全身が硬直したりするケースがあります。呼びかけても反応しません。ですがこの状態は3〜5分で落ち着くことが多いのですが、なかなか収まらない場合は、救急車を呼びましょう。

医療機関では抗けいれん剤の坐薬を使って経過観察を行います。しかし、けいれんが治っても2週間ほどしたら医療機関を受診するようにしましょう。
熱性けいれんがてんかんの一症状である場合もあるからです。脳波検査を専門家の元で受けるようにしましょう。

【医師からのアドバイス】

子どもに高熱が出るとついついパニックになってしまうもの。しかし、 そういう時こそ冷静に落ち着いて対処して。心配な時はかかりつけの先生に相談すると良いでしょう。

(監修:Doctors Me医師)

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