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カフェインの過剰摂取で20代男性が死亡するというショッキングなニュースが話題となっています。カフェインは、コーヒーなどにも含まれ意識せずとも日常生活のなかで摂取してしまうほど身近なものだけに、今回のニュースを聞いて不安感を抱いている方も多いのではないでしょうか。

食品や清涼飲料水、市販の風邪薬や頭痛薬などにも含まれるカフェインを、知らず知らずに危険な量まで摂取してしまう可能性は否定できません。そこで今回は、そのような危険を避けるために、カフェインについて薬剤師に詳しく聞いてみました。

カフェインの過剰摂取はなぜ危険なのか

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「カフェインの効果は?」と問われたら、ほとんどの方が「眠け覚まし」と答えるでしょう。しかし、カフェインには、他に様々な効果があります。中枢作用として興奮作用があり、これによって覚醒効果や頭痛の改善などの効果を示します。末梢作用としては、心筋収縮力増強作用、血管拡張作用、平滑筋弛緩作用、利尿作用などがあり、これによって心拍の上昇、利尿作用、気管支拡張作用などを示します。

眠け覚ましや体がむくみ倦怠感などがある時に適正量を服用すると非常に効果を感じるのはもちろんですが、他にも風邪薬に含まれるカフェインは、頭痛の改善などの効果を示します。

しかし、それらの効果の一方で、カフェインには、依存性や耐性が起きることがあり、カフェインを常用している人がカフェインの摂取を中断すると頭痛や疲労感、過眠や抑うつ、不安感などの離脱症状を呈することもあるため注意が必要です。また、過剰摂取した場合は、カフェイン中毒と呼ばれる副作用が起きます。

カフェインの中毒とはなにか

カフェイン中毒には、非常に短い時間にカフェインを過剰摂取したときに起きる急性中毒と長期間にわたりカフェインを摂取した結果起きる慢性中毒があります。

急性中毒には、過度な心拍数の増加や不整脈、動機、呼吸困難、胸痛などの循環器症状や強い覚醒効果により幻覚や幻聴などの神経症状などが起きることがあります。もし、急性中毒になった場合は、カフェインには特異的な解毒薬がないため、各症状を抑えるような対症療法をおこない、点滴などで代謝を促したり、ひどい場合には胃洗浄を行うここもあります。

慢性中毒とは、睡眠障害や頻脈、頻尿などのほか不安感や焦燥感などが起きます。この場合は、ゆっくりと毎日のカフェインの摂取量を少しずつ減らし症状の軽減を図ります。

致死量はどのくらいなのか

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一概に致死量が何gと公言してよいものか判断しかねますが、薬の用量には、極量という概念があります。極量とは、通例その量を超えては用いない成人に対する経口投与量をいうのですが、わかりやすく言うと「それ以上飲むと危険な用量」をいいます。カフェインの極量は、成人では、1回1g、1日3gです。この極量を超えて服用した場合、なんらかの不調や副作用が起こる可能性が高いと認識してください。

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適正な摂取量は?

カフェインは、通常成人1回0.1~0.6gを1日2~3回摂取するのが、適正な量です。

私たちが何気なく飲んでいる清涼飲料水やお茶などにもカフェインが含まれています。たとえば、おおよそではありますが、コーヒー1杯に100〜150mg、お茶1杯に50~75 mg、コーラ1杯に30~50 mg程度。やはりコーヒーは、カフェインの含有量が高いですね。ですので1日に何杯もコーヒーを飲む人は注意が必要ですね。風邪の時などに風邪薬と栄養ドリンクを一緒に飲む人がいますが、この場合もカフェインの量を確認してから服用することをお勧めいたします。

恵理先生からのアドバイス

会議などでコーヒーを飲むのがつい多くなってしまった日など、もしかしたら、1日の適正摂取量を超えてしまっているかもしれません。皆様も一度、ご自身のカフェイン摂取量を見直してみてはいかがでしょうか? カフェイン中毒などを招くことがないよう適正量を超えない摂取を心がけていきたいですね。

(監修:薬剤師 吉澤 恵理)

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