記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「萎縮性膣炎(いしゅくせいちつえん)」という言葉を聞いたことがありますか? これは主に閉経後の女性ホルモンの低下によって起きる疾患で、更年期障害の一つともいえます。

今回は、女性の多くが発症するという萎縮性膣炎の症状や特徴について、医師に解説してもらいましょう。

女性ホルモンが低下すると…?

女性は、女性ホルモンによって守られています。この女性ホルモンのおかげでコレステロールも上がりにくくなり、血管の弾力性も保たれています。また、子宮内膜の月経周期ごとの変化や腟粘膜の変化、そして大腸がんの発生抑制にも関与していると考えられています。

閉経後は、女性ホルモンの低下に伴ってコレステロールが高くなり、心筋梗塞の起こる確率は、なんと男性よりも高くなるといわれています。また骨粗鬆症にも関与しているため、閉経後はこれらの早期発見と治療が大切になってきます。

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更年期障害の症状

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女性ホルモンの低下は、更年期障害の原因にもなります。
更年期障害はのぼせ、ほてり感、発汗、冷え症、動悸、めまい、頭痛、うつ、いらいら感、不安、意欲低下、肩こり、関節痛、腰痛、食欲低下、悪心、便秘、排尿障害、頻尿、性交痛、萎縮性腟炎など、多種多様の症状を起こします。

今回のテーマでもある「萎縮性腟炎」も、その一症状といえます。

「萎縮性腟炎」ってどんな病気?

閉経後に女性ホルモンが低下すると、腟の粘膜が薄くなり、腟分泌液も減少します。そのため腟の乾燥感や細菌など、外敵からの防御能が低下し、陰部のかゆみや灼熱感がみられるようになります。

また、セックスをするときに痛みをともない、粘膜が薄くなることで傷つきやすく、出血や粘膜のただれ、潰瘍が起こりやすくなります。そして腟分泌液からは、膿や細菌などが検出されることもあります。これが「萎縮性膣炎」です。

どうやって治療するの?

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軽い症状の場合は、経過観察のみとすることもあります。しかし生活に支障をきたす症状の場合は女性ホルモン製剤の腟錠を使い、またセックスするときの痛みに関しては潤滑剤を用いて対処します。そして若い方で女性ホルモンの欠乏で起きてしまっている場合は、女性ホルモンの内服薬で補って全身的な女性ホルモンの低下にともなう障害を改善します。


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【医師からのアドバイス】

これは生理的なものなので、残念ながら予防法はありません。症状が見られれば、まずは婦人科にかかって、正しく診断・治療してもらいましょう。早期に発見することがとても大切ですよ。

(監修:Doctors Me 医師)

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