記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
若い世代の人でも心筋梗塞による突然死を発症する、というショッキングなニュースをよく耳にします。

一体、なぜそのような事態を引き起こしてしまうのか、未然に防ぐことはできないのか、このことについて、医師に詳しく教えていただきました。

そもそも心筋梗塞ってどんな病気?

心筋梗塞とは心臓に酸素や栄養を供給する冠状動脈が詰まることによって心臓の細胞が死んでしまう病気のこと。この冠状動脈の詰りが短時間であれば、心臓の細胞は気絶程度で回復しますが、長時間詰待ってしまうと細胞は死んでしまいます。心臓の細胞は再生できませんので、細胞が死んでしまった部分は動きが悪くなり、心不全や不整脈、あるいは心臓の弁の機能低下が引き起こされます。さらに、ひどい場合では心臓に穴があいてしまうこともあります。これらを防ぐためには、なるべく早めに冠状動脈の血流を再開通する必要があります。

若い世代の心筋梗塞の原因とは

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動脈硬化を起こす高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙などは徐々に起こるものですが、元々高脂血症や糖尿病の素因がある人がヘビースモーカーで高脂肪食を過度に取るだけでなく、慢性的な睡眠不足やひどいストレスがあったことが若くても心筋梗塞が起こりうる原因だと推察されます。

最近は食生活が欧米化し、高脂肪食を取る機会が増えました。その上、睡眠不足やストレスが多くなっていますので、心筋梗塞が若い世代に増えてきています。また、日本は喫煙に対しては寛容な国で、タバコも海外に比べて安価で簡単に手に入りますので、喫煙の影響も無視できないと思います。

予防&改善法とは

ストレスを減らすことは中々難しいので、睡眠時間を十分に取り、禁煙し、食生活を改善することで心筋梗塞をある程度は予防、改善することができます。具体的には高脂肪食を避けてバランスの良い食事をするように気をつけて下さい。特に家族に高血圧、高脂血症、糖尿病などの動脈硬化の原因となる病気を持っている人がいる場合は注意して下さい。

若い世代でも油断は禁物なのだ!

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心筋梗塞は動脈硬化が原因でおこる病気ですが、必ずしも中年から高齢者だけの病気ではありません。若い世代でもヘビースモーカーでバランスの乱れた食事や睡眠不足、過労、ストレスの多い生活を続けていると知らないうちに動脈硬化が進んで突然心筋梗塞を発症することがあります。

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【医師からのアドバイス】

若い世代でも年に1度は健診を受けて自分の状態をチェックすることが大切です。万一何か動脈硬化のリスクとなることが認められれば、適切な治療を受けるようにして下さい。この点を注意していけば、若くて心筋梗塞になるリスクを減らすことができるでしょう。(監修:Doctors Me 医師)

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