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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
旅行者下痢症の原因は細菌やウイルスの他、食べ物そのものによることも多いです。細菌による下痢には、抗生剤などによる適切な治療が必要なケースもありますが、特に海外では環境が変わるので現地の人に対しては何の影響がないものに対して免疫を持っていない旅行者がかかってしまう場合が多く、便の検査などを行っても原因を特定できないことが多いといった特徴もあるようです。

今回は、この「旅行者下痢症」について、医師に伺いました。

どんな症状が発症するの?

感染性胃腸炎と同じで嘔吐、腹痛、下痢、発熱ですが、すべての症状がそろう訳ではありません。抗生剤による治療が必要でなければ、通常、症状は3〜4日で良くなりますが、熱が出たり血便が出たりする時は要注意です。

発症した際の対処方

嘔吐であれば吐き気止め、腹痛であれば痛み止め、下痢であれば整腸剤などの対症療法を行う必要があります。症状によって口からの食事が困難になることが多いのですが、脱水にならないために少なくとも水分は取る必要があります。特に下痢や嘔吐が続くと、体のナトリウムやカリウムなどの電解質が失われますので、スポーツドリンクでの水分摂取が必要です。あまりに症状がひどいときは病院を受診するようにしましょう。

予防のためにできること・3つ

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1:熱処理が十分でないものは取らない
2:食事は、ホテルなどの信用できるお店で
3:生水には得に注意が必要
※飲料水に入っている氷や生野菜には生水が使われていることが多いので、そういうものへも意識を向ける

上記のことに注意していても、食べ物自体が体に合わなければ症状が引き起こされることもありますので、完全に予防することは難しいといえるでしょう。普段と環境が変わるだけでも症状が出やすくなる、という人もいます。

帰国後は検閲で検査を!

問題は旅行中に発症していて症状が良くならないまま帰国する場合です。手間でも必ず検疫で申告するようにして下さい。万一問題のある細菌やウイルス感染症にかかっていて、申告しないで入国し、その後症状が良くならないで病院を受診し、感染力のある細菌やウイルスが原因であることが発覚すると周囲に多大な迷惑がかかります。かかっている本人が隔離されるだけでなく、帰国してからの移動経路を追跡し、2次感染についても注意が必要となります。

旅行中は慣れない環境で体調を崩しやすく、現地の人には問題がなくても今まで免疫を持っていない旅行者にとっては症状をおこす病気があります。確かにせっかくの旅行ですから、普段は触れる機会がないものに触れたり、食べたことがないものを食べるのは旅行の醍醐味でもあります。しかし衛生環境などの最低限度の注意は必要です。

【医師からのアドバイス】

注意していても発症してしまった時は、症状を抑える薬を飲み、脱水に注意して下さい。それでも良くならない時は速やかに病院を受診して下さい。海外から帰国する時まで症状が良くならない場合は、検疫で申告するようにして下さい。映画の世界ではありませんが、この点をおろそかにすると問題のある感染症が集団発生してしまう可能性があります。

(監修:Doctors Me 医師)

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