記事提供:長谷川豊 公式ブログ

私の人生を変えたドラマとも言える、米ドラマ「glee」。お正月のお休みを利用し、そのファイナルシーズンを鑑賞しています。

学校の中で「格好悪い!」「負け犬!」とののしられ続ける「合唱部=glee」の部員たちの奮闘を描いた青春ドラマで、アメリカではあまりの人気に社会現象化し、

オバマ大統領もその人気にあやかるため、ホワイトハウスにキャスト達を招くパフォーマンスをしたことでも有名です。

そんな「glee」もいよいよファイナルシーズン。先日Amazonで注文したブルーレイも届き、やっと見始めたのですが…相変わらずの秀逸な作りで、いつも通りなかなか途中でやめることが出来ず(笑)、他の作業が手に着かない状態が続いています。

さて、そんな米ドラマのセリフの中に、とても刺さるセリフがありました。サムという合唱部の卒業生が、スペンサーというアメフト部のクオーターバックを夢見る若者を、合唱部に誘うシーンです。

「周りの評価が怖い」「合唱部なんて…バカにされる」

スペンサーは合唱部へに入部を拒否します。周囲の評価を気にするのは当然のことだと主張します。しかし、サムは言います。

「スペンサー、世の中を変えるためにはリーダーが必要なんだ。リーダーとは…」

私は、かねてより2016年の最大のニュースは参院選になるはずだ、と感じています。

リオのオリンピックもありますし、お金を出しているテレビ局は延々と五輪の英雄話を作り上げ、もてはやし、いつも通りのお寒い大騒ぎを繰り返すことでしょう。

ですが、日本にとってとても大きな出来事は、間違いなく7月10日(もしくは17日?)に行われるであろう参院選です。他のコラムでも書いたことですが、

この選挙は「憲法改正が焦点となる史上初めての選挙」となります。

戦争に負けた日本が、GHQに占領統治されている時代に押し付けられた…現在の「日本国憲法」。私はこの文章を「日本の憲法」とは認められない気がしています。いい内容もたくさんあると思います。

むしろ、全文、今のままでもいいとすら思います。でも私は、とにかく…日本人が作った憲法の下で生活したいと感じています。

その為には、一度、憲法を改正するかどうか、日本人たちで、みんなで、国民投票をしてみたいと感じています。

国民投票の結果、今のままの文面になったらそれでも全然受け入れられるんです。とにかく「戦争に負けたので他国に押し付けられただけ」の憲法は…もうあれから71年もたっているのに先進諸国としていかがなものだろう…と感じるのです。

そして、その史上初めてのテーマが大きな争点の一つとなりうる今年の参院選。私は…「自・公の圧勝。民主党らの大敗」と予想しています。

何度も当コラムで指摘している通りです。私は今のままでは野党の面々はかなり厳しい戦いを強いられると断言します。

特に「民主党は解党的な出直しをしなければ負ける」と何度も指摘している通りです。

その理由が「民主党が何をしたい政党なのか、全然見えない点」です。

何度も書いていることですが、もう一度書きます。

自民党は結党以来、「自分たちで日本国憲法を作ろう(=自主憲法の制定)」が1丁目1番地の政党です。

もちろん、他にも経済政策はトリクルダウン式の施策であったり外交面は対アメリカ重視の姿勢であったり、色々とあるのですが、安倍政権になり、特に明確に打ち出したのが「戦後レジームからの脱却」という姿勢です。

第1次安倍政権時から一貫して打ち出すこの姿勢は多くの支持を受け、事実、去年8月に出された「戦後70年談話」では「これ以上、戦後に生まれた世代に謝罪をさせてはいけない」と表明。

大変大きな支持を集め、安保法案成立時のエキセントリック報道で下がっていた内閣支持率をあっという間に戻す現象まで起きました。

そしてその言葉通り、年末の韓国との歴史的合意に持って行くという実行力を見せつけました。

それを支える公明党も、極めて明確な「分かりやすい政党」と言えます。終始一貫して主張し続けているのが「弱い立場の人たちを救おう=(弱者救済)」というもの。結党から変わらぬ1丁目1番地です。

こちらも、山口那津男代表の元、非常に安定した政権運営の大きな力となっています。

台風の目になりそうな「おおさか維新」の存在。引退した橋下徹元代表の元「東京一極集中の状態は日本にとってよくない!」と一貫して訴え続け、大阪では一度否決された「大阪都構想」を再び俎上に載せた先日のW戦では、皆さんご存知の圧勝劇となりました。

こちらも橋下氏が知事になった8年前より「地方にもっと権限を与えて行こう=(地方分権)」が1丁目1番地であることを変えていません。

この3党がなぜ「強い」のか。簡単です。これらの政党には「しっかりとしたリーダーがいる」んです。この分かりやすさは、有権者にダイレクトに訴えられます。

私は考え方が違いますし個人的には全く支持しませんが、近年共産党の支持率や勢いが増しているのも同じ原理です。

共産党は一貫して「確かな野党」という戦略を打ち出し「政権の暴走に歯止めとなる勢力となるのだ!」と志位委員長の元、徹底した反対姿勢を打ち出し続けています。

こちらも「何がやりたいのか」がとてもよく伝わる政党運営と言えます。

選挙は「政党」に票を入れるだけではないんです。「どのリーダーに投票するのか」がとても大切なのです。

では民主党にそれだけの魅力的なリーダーがいると言えるのでしょうか?

「glee」のワンシーン。サムはスペンサーに言います。

「いいか?スペンサー、世の中を変えるためにはリーダーが必要なんだ。リーダーとは『自分を表現できる人間』のことを言うんだ」

本当は音楽が大好きで、自分の部屋ではロックを歌い続けていたスペンサーはこの言葉に心を打たれ「周りの評価よりも自分が表現したい舞台=合唱部」に入部を決意します。

安倍総理も、橋下徹氏も、山口那津男氏も、志位委員長も。

批判もされます。叩かれます。バカにもされます。しかし、彼らは「一貫している」んです。自分の「やりたいこと」を成し遂げるために政治家になったので。

そして、それらがとてもシンプルなので周囲に自分がやりたいことを明確に「表現できていている」んです。そしてそれらが響いた人たちが、彼らに票を入れるのです。

岡田克也さんはいったい何がやりたいんでしょう?

岡田克也さんって、なんで政治家になった人なんでしょう?

岡田克也さんって、一度政権を2009年に担えているのに、それらを実行できたんでしょうか?

これらの質問に対する答えが…少なくとも、国民には全く伝わっていないのです。ひょっとしたら、自分でもまとまっていないかもしれません。

繰り返しますが、私は今年の参院選、民主党は負けると見ています。

理由は単純で「投票する理由が見当たらないから」です。何をしたいのか、見えないのだから。

今、私は数多くの番組を担当させていただいていますが、フリーになってからの私の「1丁目1番地」は今年も揺るがずに行こうと思います。

その姿勢を評価してくださる方々がいれば、これからも私の番組をご覧になってください。そして一緒に楽しみましょう。

「キー局では『自主規制して』勝手に辞めていることをやり、『自主規制の結果』勝手に言えないと思い込んでいる言葉を紡ぐ」

テレビって、実はここまで面白く、楽しいんだ!ということを今年も表現していこうと思います。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス