こんにちは。イケダハヤトです。

高知に移住するという話をしたら「イケダさんってよく飛び出せますね」という褒め言葉をいただきました。なるほど。たしかに、世の中には飛び出せない人が多いと思います。なので書いてみます。

1. 市場を見る力がない

まず大きいのは、そもそも情報が足りていないということ。情報が不足している状態では、飛び出す勇気が出ないのは当たり前です。

人生に悩んでいるサラリーマンの方の相談に乗ると、しばしば彼らが、驚くほど情報を得ていないことに驚きます。

何でもいいんですけど、たとえばクラウドソーシングとか、月3万円ビジネスとか、地域おこし協力隊とか、シードアクセラレーターとか、外の世界で起こっていることを、何にも知らないんですね。まぁ、そりゃ人生迷いますわな。まずは色々な本を読むことから始めてみてはいかがでしょうか、と伝えています。情報を得るだけで選択肢が広がるので。

また、情報を得ていても、それを自分の人生に紐づけることに失敗している人も多いです。「言葉は知っていたけれど、そういう使い方ができるんですね!」と目からウロコが落ちるような方々。市場をよく観察すれば、情報から道が見えるはずなのですが…人生に対する当事者意識が足りないのでしょう。厳しいですが。

自分なんてものは、資本主義社会における駒です。出口さん風にかっちょよくいえば、「世界経営計画のサブシステム」です。

『生きることは「世界経営計画のサブシステム」であるべきです。つまり「この世界をどのように理解し、どこを変えたいと思い、自分はどの部分を受け持つか」ということだと、僕は思います。』

出典 https://www-304.ibm.com

「この世界をどのように理解し、どこを変えたいと思い、自分はどの部分を受け持つか」を得るためには、まず情報が必要です。市場に関する情報を得て、前例を知り、そこから自分のポジショニングを見出していくわけですね。

判断に生きる情報を得るためには、まずは自分の人生をリアルに、引っ詰めたものにしていく必要があります。自分の人生の当事者になるのです。そうすれば、様々な情報が「ヒント」のように見えてきて、飛び出すための判断力が高まっていきます。

2. 自分の力を把握できていない

もう一つ致命的なのは、そもそも市場における自分の力を把握できていない、という問題。

多いのは、自分の力を過小評価しているパターンですね。ぼくもそのひとりで、よく価格設定で失敗します。自分の力を把握しておけば、飛び出す勇気も得られますし、飛び出した後の結果も比較的正確に予測できます。

自分の能力を過信しすぎて失敗する、というパターンもあるのでしょう。ぼくはほとんど見たことがないんですが…。それはもう、判断ミスなので力を付けていくしかないと思います。

自分の力を把握するためには、市場の中で小さな実験を繰り返していく必要があります。会社の中じゃダメだと思います。外の市場でやりましょう。国内外の事例を研究し、実験していくことで、己の身の程を知ることができます。「あぁ、あの人はやっぱりすごいな…」「ん?意外と大したことないな」。そういう肌感覚を生で得ていく、ということです。

3. 物事の順番をはき違えている

これちょっとわかりにくいんですが、一番本質的なことです。

ぼくが飛び出せるのは、「飛び出した後に、色々付いてくる」と確信しているからです。

たとえば、ぼくは今月高知に移住するわけですが、ブログを書くこと以外はほぼノープランです。もちろん「やりたいこと」はおぼろげにありますが、特段、確定しているわけではありません。

さらにいえば、コミュニケーションスキルもないですし、人脈もそれほどありません。大丈夫かオレ、という感じもあります。
でも、現地にいけば、人脈もコミュニケーションスキルも、「高知でやりたいこと」も、後から付いてくると確信しています。

わかりにくいと思うので、もう少し言いましょう。移住地として高知を選んだ理由は色々ありますが、超ざっくりいえば「フィーリング」です。つまり、ぼくも、なぜ自分が高知を選んだのかはよくわかっていません。これはマジです。
「ぼくが高知を選んだ理由」は、後から自然に見つかる、と確信しているんです。というか逆に、そんなこと今わかるはずがないじゃないですか。だって移住してないんですよ!ぼく5日間しか高知に滞在してませんよ。高知に住むべき理由なんて、事前にすべてわかるはずがない。

不思議な考え方かもしれませんが、世の中はそういうものです。行動の理由もスキルも人脈も、すべては後から付いてくるんです。前に進めば、獣道ができます。あとは自分の足跡に納得するかどうかです。一歩を踏み出さないかぎり、それは妄想です。リアルじゃない。

だから、「やりたいことが見つからない」と嘆くのなら、飛び出せばいいんですよ、基本的に。市場を観察し、自分の力を把握していれば、「やりたいこと」は見つかりますよ。そんなもんです。

ぼくはそうやって生きてきましたし、突き抜けた人はみんなそうです。「イノベーションが起こせるかもしれない!」と未承認国家・ソマリランドに飛び出した税所君を見習いましょう。「色々後から付いてくる」という点においては、彼は最高のサンプルですね。

税所:いや、未承認と聞いて、ここは動画教育のニーズがあるんじゃないかと思って。イノベーションを起こせるかもしれないじゃないですか。

出典 http://www.ikedahayato.com

残念な人々は、この順番をはき違えています。移住するにせよ、転職するにせよ、行動する上での「100%の理由」を初めから整えようとします。違います。そうではなくて、飛び出したあとに「理由」が自然と見つかるんです。

マジでそういうもんなんですよ。よく考えれば、誰の人生もそうなっていると思いますよ。振り返ってみてくださいよ。

スピリチュアルな響きで嫌がられるかもしれませんが、こちらの方が考え方として柔軟で、合理的であるとも指摘しておきます。ラクだし楽しいんですよ、そう考えた方が。

ぼくは市場の情報を収集し、日々細かい実験をして、自分の力を正確に把握しようと努めています。それは前提。

その上で、「飛び出したあとに色々付いてくる」という確信をもって行動しています。で、だいたい予想通りに収まっています。ぼくは過小評価しすぎるので、むしろ予想以上の成果が出ることが多いですね。

そう書くとすごい感じですが、自分の力を過小評価してしまうのは、大きな課題だとも思っています。そこである程度パフォーマンスが規定されちゃいますからね…。

わかりやすいのでもう一度言うと、ぼくは高知に移住する理由はよくわかっていません。色々羅列することはできますが、移住もしていないのに、詳しくわかるわけないじゃないですか。

そんなものは行けば見つかるんです。フィーリングが合ったということは、身体の方ではほぼ答えを見つけているようなもんですしね。そう考えると、飛び出すスピードは速くなります。はい、今日の授業はこれで終わりです。

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