環境庁発表データによると、不名誉なことに日本は世界一ゴミの排出量が多い国。日本人一人が一年間に排出するゴミの量は320kg。第2位のフランスでは年間180㎏という数字なのでダントツ日本がワースト1なのです。

再生紙使用というマークが増えている日本ですが、やはりこのゴミの一番の原因は不必要なプラスチックや紙の包装でしょう。筆者の周りでは、日本のお菓子などのラッピングの丁寧さ(袋の中に袋があるなど)に感心してはいるものの「でもこれって明らかに資源の無駄よね」と言うイギリス人がほとんど。

商品を一つ一つ丁寧に包むということは、日本人ならではの「お客様に対するおもてなし」精神の表れでしょう。でも今や環境問題は深刻。日本特有の不必要なほどのラッピングを減らせばゴミの排出量が減ることは間違いないのです。

リサイクルを徹底しているデンマーク

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デンマークでは、一回限りの使い捨て食器類などには30%以上もの税金が科せられます。これは国全体がリサイクルを徹底させたいという表れ。デンマークでは「リサイクル4R」に力を入れているのです。

3Rならぬ4Rで徹底化を図る

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Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Rrcycle(リサイクル)以外にRefuse(リフューズ)にも力を入れているデンマーク。スーパーなどの袋を持参するなど「不要なものは要りません」という精神を持つことが環境保護に繋がるという意識を強調しています。

ペットボトルや缶、瓶の容器はリサイクルするとお金が返ってくる

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デンマークでは、ペットボトルや缶などの容器には「Pant」というマークとコードが印刷されています。これは「容器に対してのデポジットを払っている」という意味。つまりこの容器をリサイクルすれば、容器代が返ってくるという嬉しいシステムになっているのです。

このシステムが市民のリサイクル意識を上げた

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リサイクルせずに容器をそのまま捨ててしまうことは、容器に払ったお金を捨てているのを同じこと。だからリサイクルしてお金を返してもらうという人が増えたのです。このシステム導入のおかげで、デンマーク市民のリサイクル意識は以前よりも断然アップしたそう。

容器の種類によって金額は違う

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瓶の容器が一番安く日本円で1本18円程度。1リットル以上のペットボトルには約55円ほどの容器代が返金されるそうです。スーパーに行くと回収マシーンがあるので子供達でも喜んでこのマシーンに空の容器を入れているのだとか。ただし、ラベルをはがしたり潰したりせずにそのまま回収マシーンに入れなければいけないそうです。

習慣付けることで子供の教育にもプラス

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環境を考えるという習慣が子供のうちからできることによって、子供の教育にも大きく影響があるのではないでしょうか。また、街にこのリサイクルのシステムを知らない観光客の誰かが捨てた空き瓶や空のペットボトルなどを拾ってマシーンに入れれば、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。

日本でもリサイクルのゴミ箱はありますが、何しろ世界一のゴミ排出量なのでリサイクル率が欧米よりも悪いのは言うまでもないこと。こういうシステムを導入すればもっと効率化するのではないでしょうか。

コストの問題もあるかも知れませんが、私たちが考えなければいけないことは「地球は一つしかない」ということ。私たち人間がボロボロにしてしまう前に、私たちの手で地球を守る努力をするべきではないでしょうか。一人一人のリサイクル精神が、環境に大きく影響を与えるということを再認識する必要があるでしょう。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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