高橋さんの逮捕の裏側には親の影響も・・・

キングオブコメディの高橋健一さんが昨年12月29日に逮捕された事がニュースになりましたね。
事件の内容に関しては報道されている通りですが、同時にネット上では父親が浪費家であり息子である高橋さんから金を搾取していた事などが取り上げられました。
勿論、事件に関してや被害に遭われた被害者の心情などを慮れば決して許される事ではありませんが、高橋さんの生い立ちや背景について様々な意見が飛び交っています。

高橋さんは早く親を捨てるべきだった?

高橋さんは親を捨てるべきだったという意見もありました。

親を捨てるのはいけない事なのか。

高橋さんだけに限らず、親が子供にとって毒になる所謂「毒親」は実際に存在するものです。
幼少期からのネグレクト、暴力、執拗な束縛、モラルハラスメント、他の兄弟・姉妹との比較、搾取など、幼少期から長期間に渡って親から受けた虐待や精神的苦痛は成長にも著しく影響を及ぼします。
トラウマや劣等感、無気力感、依存症、強い攻撃性といったような、一般生活に支障を来す様な精神的な影響が大人になってからも続きます。こういった人々をアダルトチルドレンと呼ぶこともあります。

勿論「毒親」に育てられた全員が全員アダルトチルドレンになる訳ではありませんし、アダルトチルドレンだからと言って、直接犯罪に結びつく訳では決して有りません。
しかし、今回の高橋さんのように親から受けた心の傷やストレスを何か別の方法でしか解消できなくなってしまう事も有り得るのです。

そうなる前に、自分から足枷になっている親を捨てる事も出来たかもしれません。
むしろ、そうするべきだったのかもしれません。

しかし、日本には昔から「親を大切にしないと罰があたる」「親の面倒を見るのは子どもの役目」といった考え方が浸透しています。
勿論それは間違った考え方ではありませんし、否定はしません。
ただ、その考え方が「毒親」に苦しんでいる人たちにとっては大きなプレッシャーになっている事は間違いありません。

果たして本当に親を捨てるのはいけない事なのでしょうか?
どんなにひどい仕打ちを受けたとしても子供は親を許して受け入れなくてはいけないのでしょうか?

自分の人生が自分の為でなく、親の為の人生になってしまう位なら幸せになる為に親を捨てる事が悪い事だとは決して言い切れないと思います。

親子であっても人と人

親であっても一人の人間です。
一概に「親=精神的に成熟している」訳ではないのです。

色々な事情が有り望まないまま供を育てるしか無くなった親。
仕事や夫婦関係が上手くいかず子どもに当たるしかなくなった親。
親自身が「毒親」に育てられ、子どもの愛し方が分からない親。
もともと、人間として親と子供の相性が合わない。

毒親にも様々なパターンがあります。
だからといって、親が子供を心も身体も傷つけて良い理由にはなりません。
親であっても一人の人間ですが、子供だって一人の人間です。
親と子という関係性以前に「人と人」という基本的な人間関係に置いて相手を尊重しなくてはいけないのです。

毒親の場合、自分だけが「尊重されるべき人間」だと思っている節があります。
そして、子供は自分の支配下にあり自分の思い通りに動かなければならないと思っています。
もし、はっきりとした自覚が無かったとしても、

・反論されると怒る
・子供の主張を受け入れない
・子供の成功に嫉妬する

という反応があれば、子供を支配しようとしている状態でしょう。

「親を怒らせてしまった私が悪い」
「何をいっても仕方がないからいう事を聞いておこう」
「私が謝れば丸く収まる」

と、無理に毒親を許して受け入れようとしているのであれば、その思考一旦断ち切った方が賢明でしょう。
犯罪者の前科が消えないのと同じように、毒親が自分にした過ちは消える事はありません。
自分と親は別の人間です。
自分が心の傷に蓋をして、親の罪を飲み込んで、受け入れて共に生きていく必要は全くないのです。

「私は親を許せない」

それでいいと思います。
自分と親は違う、間違っている事は間違っていると認識する事が毒親から逃れるために一番必要な事なのです。

自分の人生は自分の物であって、考え方も生き方も親に支配されるものではありません。
勿論社会的な常識にだって縛られる必要はないのです。

人生の足枷になるなら毒親を捨てて良い

極論ではありますが、子供には親を捨てる権利があります。
自分の人生は、文字通り自分だけの人生です。
「親だから」という足枷に縛られて自分自身の希望や進路を絶ってしまうのはとても良い事だとは言えません。

毒親に育てられると、いつの間にか思考が「親がなんていうか、親がどう思うか」という親が主体の考え方に陥ってしまいがちです。
そして、親から逃げ出す事も考え付かず、結局溜まったストレスの捌け口が分からなくなりいつか突然爆発してしまうのです。

筆者自身、親が毒親だと気付かずにずっと「親の為に」生きてきました。
結婚して自分がアダルトチルドレンだと気付き、子供ができて初めて「子供には自分の人生を幸せに生きる権利があり、人生の足枷になるならば親を捨てる権利もある」と気付いたのです。
筆者がもし自分の子供にとって毒親になるのであれば、捨てられる事も仕方がないと思っています。

誰にでも幸せになる権利があります。
それは、たとえ親であろうとその権利を妨害される理由は無いのです。

もし、自分の親が「毒親」だと気付いたのならば「捨てる」まで結論を急がずとも、すぐに毒親から離れる方法を考えましょう。
貴方が成人しているならば、方法がいくらでも有る筈です。

「そう簡単に行くはずがない」
「それができたら苦労はしない」
「親は私がいないとダメになる」

という方も居るかもしれません。
しかし、もし本気で現状を打破したいのであれば毒親から離れる方法はいくらでもあるものです。
もし自分の中に出来ない理由が真っ先に浮かぶのであれば、それは立派に毒親と共依存の関係になっている状態だと言えます。
また、自分の親が「毒親」だと気付いていたとしても、「自分がなんとかしなくては」と思い、親元から離れられないのも共依存の状態です。
「毒親」は絶対に治りません。
それどころか、年齢と共にどんどん頑なになり、自分の意見を曲げたり、新しい考え方を受け入れる事が出来なくなります。

何度でも言いますが、自分が幸せになる為であれば、親は捨てても構わないのです。

もし、自分の決断に迷ったら

いざ行動に移そうとすると
「もし、自分が間違っていたら?」
「自分の親は本当は毒親ではないのかもしれない。」
と不安になるかもしれません。

しかし、何も怖れる事はありません。
幸せになる為に一歩踏み出したのであれば、後戻りするのはもう少し先だって構わないはずです。

もし万が一「自分が間違っていた」「自分の親は毒親ではなかった」と本気で思える日が来たのなら、「人と人」としての人間関係をもう一度作ればいいだけです。
本当に必要な事は、いったん「毒親」から離れて冷静に客観的に自分の置かれた状況を判断する時間と場所です。

もし、あなたの親が本当に毒親で無ければ、あなたの決断を受け止め、理解してくれることでしょう。
子供の幸せを願う親であれば自分の子供が「自立」し、親元から巣立っていく事を心から喜び、見守っていてくれる筈です。

この記事を書いたユーザー

TAKAKO.T このユーザーの他の記事を見る

日々を全力でだらけています。
一児の母。
土木工学・心理学・IT営業・占い師・恋愛カウンセラー・フリーライターと一人異業種交流会しています。

得意ジャンル
  • インテリア
  • 育児

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス