年末の音楽特番や紅白歌合戦で注目を集めたX JAPAN。彼らのズバ抜けたパフォーマンスに魅了された人も多いのではないでしょうか。
ファンにとっては嬉しい“過去のメンバー”を含めた『7人でのX JAPAN』が最大の見どころだった年末のテレビ出演。今は亡きTaijiやhideの姿が映し出され、涙した人も多かったでしょう。また、今のギタリストって誰?と思った人も多いのでは?

X JAPANが解散後、再結成の噂が出た時、hideはもういないのにどうするの?みんなが思ったはずです。そして代役として白羽の矢が立ったのが現ギタリストのSUGIZOでした。
SUGIZOがhideの代わりなんかできるの?なんでSUGIZOなの?hide以外には務まらないよ。色んな声があるでしょう。しかしSUGIZOにも彼なりのプレッシャーや葛藤があったのです。

そもそもSUGIZOって誰?という人のために。
彼は同じビジュアル系ロックバンドで活躍するLUNA SEAのギタリストです。河村隆一がボーカルの日本を代表するロックバンドのひとつ。hideとも親交があり、LUNA SEAがYOSHIKIのレーベルからメジャーデビューするキッカケを作ったのもhideだったんですね。hideはSUGIZOを可愛がり、 またSUGIZOはhideを兄のように慕っていました。

X JAPANの復活ライブの際、とりあえずサポートでhideのパートをYOSHIKIから任されたSUGIZO。その後は、数々のギタリストにSUGIZO直々サポートの協力をお願いするも皆が恐れ多いと辞退したといいます。
そんな中、YOSHIKIとTOSHIから正式にX JAPANに加入して欲しいと打診されたのです。しかし丁度その頃LUNA SEAも再始動の話が進んでいた為、SUGIZOはX JAPAN加入を断ったそうです。

それでも諦めないのがYOSHIKIなんですね。それでもどうしても、そのハードルを越えてでもSUGIZOと一緒にやりたいとラブコールを送り続けたそうです。色んな葛藤がある中、ようやく1年後YOSHIKIの熱意に応え、X JAPAN正式メンバーとして加入することとなりました。
決して調子に乗って自ら名乗り出たということではないんです!

SUGIZOはバイオリンも弾け、ギターのスタイルもhideとは違います。しかしhideの音を完全再現したい彼は練習を重ね、ギターを新調するなど人知れず苦労をしてきたのです。

“『HIDEさんが弾いていたパートを僕が担う時には、僕の個性やスタイルというのは「無」でいいんです。もう、ただただ1990年代の良きX JAPANの王道を今に再現したい。なので、そこに僕の個性は不要で…』”

出典 http://www.barks.jp

“『僕は、HIDEさんの存在をしっかりと敬い継承しつつ、昔の曲でいうと「HIDEさんだったらこう弾いただろうな」ということをできるだけ愛情を持って再現することに徹しています。』”

出典 http://www.barks.jp

ここまで考えているなんて、hideのファンにとっても昔からのX JAPANのファンにとってもものすごく嬉しいことではないでしょうか。
有名で立派なギタリストが、自分を消してまで代役になりきるなんて相当の覚悟だと思います。プライドを傷付けているのではないかと心配してしまいますが、SUGIZOはこれが自分の使命なんだと楽しんでいるというからまたスゴイ!

X JAPANへの愛情・リスペクト・絆。

出典 https://twitter.com

正式メンバーに加入した当初は、X JAPAN側からもLUNA SEA側からもファンのブーイングが多く、SUGIZO自身も周りの反応をとても気にしていたそう。しかしある時開き直る事に決めたんだとか。

“嫌いでいてもらってもかまわない、けど俺がやらなければこの役を誰ができる?俺はHIDEさんのフレーズを弾く責任があるんだと、自分に言い聞かせた。X JAPANを未来へ推進させるために。”

出典 http://www.club-zy.com

そして彼はX JAPANでもLUNA SEAでも全身全霊で勝負して、自分のやる事に誇りを持つことによって周りを気にしなくなったといいます。素晴らしいアーティスト性ですよね。
もちろん、hideのパートを弾く時は自分を“無”にするとのことですが、X JAPANの新曲ではSUGIZOの個性を存分に出しているそうです。そこにはYOSHIKIが求めるSUGIZOのギターが必要というわけですね。

ほぼ100%に近い再現をしたい、そんな思いでhideの代役を担うSUGIZO。そこにあるのは、X JAPANに対する『愛情』『リスペクト』『絆』なんだそうです。

こうやって知ってみるとやはりhideのパートを弾くギタリストはSUGIZOで良かったんだと思いますよね。hideの立ち位置になんで今度はSUGIZOなんだと思っていた人が、一人でも多く“あ、SUGIZOしかいないんだ”と思ってもらえることを願います。
SUGIZOはX JAPANに対し、愛情をもって全身全霊でぶつかっていることを多くの人に知ってもらいたいと思います。これを踏まえた上で、X JAPANを見て聴けばまた違った感動を味わってもらえるものと信じています。

この記事を書いたユーザー

A.Jism このユーザーの他の記事を見る

海外かぶれ✈︎のコテコテ大阪人ライターです。まだ日本では伝えられていないような海外ニュースを中心に、育児ネタ、雑学ネタを記事にしたいと思います。多くの人に感動を、そして様々な問題を考えるキッカケを与えていきたいと考えています。やんちゃな2児の育児に奮闘する傍ら、執筆活動を頑張っています★よろしくお願いします!

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • ライフハック
  • 育児
  • 感動
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Amebaみんなの編集局に登録してSpotlightで記事を書こう!