あなたは世界一勇敢で、有名な母猫 ”スカーレット”の名前を聞いた事があるでしょうか。

ウィキペディアに文献が載るほど有名になったこの1匹の母猫の物語は、
今も時折ニュースに取り上げられています。

その火事は今から遡る事20年前、1996年3月30日に起こりました。

スカーレットと彼女の5匹の子猫が暮らしていたニューヨーク・ブルックリンの空きガレージに突然燃え上がった不審火
ニューヨーク市消防局は火災の通報を受け速やかに現場へ。そこで目にした驚きの光景とは・・・・

消火活動中、消防士のうちの1人、デビッドさんは1匹の母猫の姿に気付きました。
その母猫、スカーレットは自分自身酷い火傷を負いながらも、火の燃えさかるガレージから懸命に1匹1匹子猫たちを運び出しているではありませんか。

彼女の目は火傷による水ぶくれで腫れ上がり、耳の一部は焼け落ち、片足も酷くただれた状態、顔の毛は大半が焼失し、身体の殆どは火傷により損傷、
そんな状態にありながら、子猫たちをくわえ、助け出し、そしてまた燃え盛る炎の中へと飛び込んで行くスカーレット。

最後の1匹を咥え戻ってきた彼女は、開かなくなった目で確認出来ないため、鼻先でそれぞれの子猫たちの生存を確認した後、倒れたのです。

デビットさんは意識を失い昏睡状態に陥ったスカーレットと、
火事により負傷した、スカーレットが命を懸けて守った子猫たちをすぐさま動物病院へと運び込み、緊急措置が施されました。


残念な事に、彼女の愛する子供たちのうちの1匹はこの火事が原因で天国へ・・・
しかし、医療関係者スタッフの懸命な治療により
スカーレットは3か月後には退院できるまでに回復。

彼女の勇敢な行動と母親としての愛情は瞬く間に大きなニュースとなり、
里親として名乗りを上げた人は7000人以上にも上ったのです。

回復を待って、スカーレットと彼女の子供たちはそれぞれ里親の元へ。
スカーレットは、生まれ育ったブルックリンに住むカレンさんの元へ新しい家族として迎えられました。

カレンさんもまた、過去に大事故により大怪我を負い生還した一人、スカーレットとは運命的なものを感じる、とニュースのインタビューで答えています。

残念な事にスカーレットは2008年この世を去ってしまいました。
しかし、彼女は亡くなるまでカレンさんの大きな愛情に包まれ幸せな時間を過ごしたと言います。
米国ノースショア動物連盟は、スカーレットの行動を称え、
スカーレット賞を創設、この賞は他人に対して英雄的行為に従事する動物(人間含む)に与えられる賞としてとても名誉あるものとなりました。

子を持つ親であれば理解できる人も多いであろうスカーレットの深い愛情。
彼女が世界一有名な母猫として今も語り継がれる理由がここにありました。

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