記事提供:子ある日和

頑張れば赤ちゃんに会える!赤ちゃんも頑張ってるんだから、私も頑張らなくちゃ!

丸2日かかった出産だったが、私の精神を支えていたのは、赤ちゃんに早く会いたいという気持ちだった。

不妊治療をはじめて3ヶ月。今回妊娠できなかったら次のステップに進もうか…。とお医者さんから勧められていた時に妊娠が発覚。

夫婦で「なんて素敵なクリスマスプレゼント!」と手を取り合って喜んだっけ。

お腹の中で、すくすく育って。居心地が良かったみたいで、予定日を過ぎてもお腹の中で、すくすくすくすく育って。

エコーで見るかぎり、とっても大きい子。

「大丈夫!大きすぎて産まれないなんてことはありませんから!ははは!」とお医者さんからも言われていたから大丈夫だと思っていたのだけれど…。

予定日を過ぎて1週間。真夜中、「あ!きた!」と思った。

陣痛ってどんな痛みなのかなーなんて悩んでたけど、これはわかる。

これが、陣痛だ。

痛みの感覚がまだあいているので、ちょこちょこ睡眠をとりながら朝まで待って、病院へ。

子宮口が開きはじめているので、頑張りましょう!と言われて入院。ああ、もうすぐ赤ちゃんに会えるんだ…と不安ながらも楽しみにしていた。

ところが、出てこない開かない。すこーしずつ子宮口は開いているけど、産まれる気配がない。

朝入院したんだし、夕方には赤ちゃんに会えると思っていたけど気づけば夜。

促進剤も使った。陣痛は強くなる。早くなる。

でも!まだ産まれない。

病室には母、主人、義母。多分待ちくたびれてるだろうなと気にはなるけど痛みも絶え間ない。

看護師さんが赤ちゃんの様子をみると、「赤ちゃんはすごく元気!頑張ってるから、お母さんも頑張ろうね!」

そうだ。もうすぐ母親になるんだ。赤ちゃんに会えるんだ!

赤ちゃんも、狭くて暗い中をもがいてもがいて頑張っているんだ。私がへこたれてどうする。

主人がテニスボールで腰を押してくれる。主人が全力で押して、やっと痛みが少し和らぐ。数分おきに「押してーーー!」と言われるんだから主人もぐったりだ。

また、朝をむかえた。赤ちゃんに会うために、なんとかご飯を食べて体力をつけて、2分間でも眠った。

促進剤をさらに追加して夕方まで頑張ったが産まれない。

もうダメだ。と涙がでてきた。

でも、モニターをみると赤ちゃんは頑張ってた。

心臓も動いてる。赤ちゃんだって苦しいのに、ずーっと頑張ってる。私も頑張らなくちゃ!もうひと踏ん張りだ!

気力を持ち直した私にお医者さんから帝王切開を勧められた。

お腹を切るのは正直怖かったけど、赤ちゃんの体力のことも考えてのことだった。早く会いたいという気持ちを持ち続けていたので、帝王切開も怖くなくなった。

麻酔はかかるけど私の意識はある。お腹を切られて、痛みはないけど「ぽこっ」と何かが取り出される感覚はわかった。

「おめでとう!元気な男の子だよ!!」

オギャーと元気に泣いている赤黒い赤ちゃんは、頑張りすぎたのか少し疲れているようにみえた。

やっと会えた…。頑張ってくれて、ありがとう。1番頑張ったのは、赤ちゃんだったね。

人生で1番幸せな瞬間。それは息子に会えたその瞬間でした。

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