記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

冬本番! これからの時期、楽しみなのがウィンタースポーツ!スノボにスキーに…と考えているとワクワクしてきますね!

でもちょっと待って。
気を抜いていると、思わぬ事故になりかねません!

今回は、寒いところへ出向く方は注意してほしい、凍傷について、医師に話を聞いてきました。

凍傷とは?

凍傷は、寒い場所などで皮膚が低温にさらされることによって生じる、皮膚や皮下組織の傷害です。寒いところにいると、体の血管は収縮します。そのために血行が悪くなるのですが、これが続くと、神経や皮膚の組織が凍って細胞が破壊されたりされます。

凍傷の症状

凍傷では、冷えた部分の色が悪くなります。初期には、灼熱感やうずくような感覚があり、しびれ感や痛みが出ます。激しく痛むこともありますが、進行すると感覚が鈍くなっていきます。

しかし初期でも痛みを全く感じなかったり、感覚に変わりがないまま悪化が進む場合もあります。感覚があるかないかだけでなく、皮膚の色なども観察し、危険になる前に温めることが大切です。

早めに治療しないと皮膚はだんだん黒くなり、数時間後には水疱が生じます。患部や血管がひどく傷害されると壊疽(えそ)が起こり、切断が必要となることがあります。ひどい場合は、筋肉や骨にも壊死やミイラ化が起こります。

凍傷の治療法

凍傷を治療するときは、暖かい場所で行います。病院にいくまで40℃から42℃くらいの湯に浸けるなど、患部に知覚と運動機能が戻るまで温め続けます。病院では温めるのとともに、プロスタグランジン製剤、抗血小板剤や、抗生物質、ステロイドなどの投与が行われます。

神経や血管を激しく損傷してしまうと、治療を行っても機能が元に戻らないこともあります。凍傷部位は感染しやすく、感染すると壊疽に至る可能性が増します。

凍傷を予防するには

凍傷は指先や耳など肌が外気に触れるところに多くみられます。イヤーカフや帽子、手袋をしっかりつけるなど、防寒を心がけることが大切です。痛みなど初期症状があれば、早めに温めて進行を防ぐことが必要です。

また、凍傷は濡れた服や手袋、靴下などが皮膚にふれることでも起こります。初期に対処することが重要なので、スキーなどで手袋や靴下などが濡れてしまったら、できるだけすぐに濡れていないものに替えましょう。

医師からのアドバイス

思いのほか、凍傷は身近なところで起こりうる障害です。防寒をしっかりして、安全にウインタースポーツを楽しみましょう。もし凍傷になってしまったら、とにかく早め早めの対処が大切です。異変を感じたらすぐ、温めるなどの処置をしてください。

(監修:Doctors Me 医師)


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