年末年始や連休中にゆっくり漫画でも読みたい時にぴったりなのが、1話完結でサクサク読めるシリーズ本。せっかくなら昔読んだきり忘れてる漫画に再び手を出すのも面白いかも…。『考古学』と『探偵』がセットになったロマンあふれる冒険漫画(ちょっと「インディジョーンズ」みたいですね)【MASTERキートン】、実は20年ぶりの完全新作が出ていたのはご存知でしたか?

【MASTERキートン】とは?

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「20世紀少年」や「MONSTER」の浦沢直樹・作画、1988~1994年に「ビッグコミックオリジナル」連載され、後にアニメ化もされた漫画です。社会情勢や考古学ロマンにくどくない程度のヒューマンドラマを絶妙に絡めてほぼ1話完結で進んでいくシリーズでした。一回一回の内容が濃く、長編シリーズのようにダレないので個人的には浦沢直樹氏の漫画の中でもベストと言えるおすすめ漫画です。

主人公はスーパーマンに見えないスーパーマン

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主人公はロンドンの保険調査員(探偵)平賀=キートン・太一。日英ハーフ。オックスフォード大学卒業の考古学者であり、元SAS(イギリス陸軍特殊部隊)のサバイバル教官という強者です。外見はご覧のとおり普通のサラリーマンのようですが、いざとなると悪人やテロリスト相手にもとっさの判断で交戦できる高い戦闘力と知力を持ち、サバイバル術にも長けています。人当たりが良く穏やかで、やるときはやる!悪人ではなく、善人すぎないこれまた絶妙なバランスのキャラクターです。

新作:マスターキートン 【Reマスター】

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2014年の冬に発売。分厚い294ページ、読みごたえは抜群です!もともとキートンのファンだった人も、これから読み始める人も満足できるのではないでしょうか。前作『MASTERキートン』から20年後という設定です。

主人公のサバイバル術は健在!

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「キートン、20年も経ってたらちょっと劣化しているんじゃ…昔のような冒険はできないんじゃ…」というファンの不安は見事に晴らしてくれます!無印のシリーズでは「スーツで灼熱砂漠を生き延びる」というインパクト大のタフネスぶりを発揮していましたが、新作でも「雪の山小屋で一晩中マシンガン乱射に耐える」というトンデモサバイバルをやってのけています。大丈夫、カーリマン(勇者)は勇者のままでした!

懐かしいキャラクターも登場

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新しいお話なので新しい人物が出てくるのは当然ですが、もちろん懐かしい面々も登場します。中でも気になったのが無印の時にペットだった「太助」という犬にそっくりな「太作」。外見がほぼ一緒なので一瞬太助がウルトラ長生きしているのかと錯覚しましたが、普通に考えると子孫でしょう。違いはおでこの「×」印が「V」印になっています。

考古学ネタももちろん出てきます

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社会情勢ネタ・考古学ネタももちろん健在。前知識がなくてもすんなり読んでいけるので大丈夫です。むしろ、こういうお話をきっかけにそれまで興味がなかった国のことや考古学のことにアンテナが向くかもしれません。画像は新作でネタになっていたもののひとつ「トロイの木馬」です。この他、キートンの子供時代のことや軍人時代のことも少し出てきます。

新作は読みごたえがあり、それほど暗いお話(バッドエンド)が無かったのも印象的でした。安心して読める中身の濃い一冊、連休中にじっくり読んでみてはいかがでしょうか?

番外編「キートン動物記」

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動物のお話を詰め込んだ番外編も一冊出ていました。動物たちとのあたたかなショート・ショートがフルカラーで展開されているようです。動物好きならちょっと気になる一冊です。

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