生まれつき、もしくは事故によってハンデを抱え、普通の人とはどこか違う自分に、嫌悪感やコンプレックスを抱いてしまう方も多いと思います。

しかし、そんな辛い悩みを抱えながらも、ハンデを個性に変えて活躍している素晴らしい俳優さんがいることをご存知ですか?

この方に見覚えはありませんか?

彼は、『ハリー・ポッター』シリーズに出てくるフィリウス・フリットウィック教授です。見覚えがある人も多いのではないでしょうか?小さいカラダが特徴的ですよね。

彼の名はワーウィック・デイヴィス(Warwick Davis)

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』では、フリットウィック先生と小鬼のグリップフックの一人二役を務めていた名脇役です。

とても小さなカラダなのでCGだと思っていた方もいるかもしれませんが、実はこれが彼自身の姿だったのです。

非常にまれな脊椎骨端異形成症(SED)による小人症

脊椎骨端異形成症とは主に脊髄や管状骨骨端に異形成が現れる骨系統疾患の総称で、発症頻度は10万人に1人と考えられている極めて稀な疾患です。

出生時より発病が確認できる先天性の脊椎骨端異形成症と、小児期から思春期にかけて発病する遅発性の脊椎骨端異形成症からなる2形態が存在します。

出典 https://doctors-me.com

低身長を示す病態のことを小人症と呼んでいます。小人症の多くは軟骨無形成症によるものだといわれていますが、彼は非常にまれな脊椎骨端異形成症(SED)による小人症だったのです。

結婚し、妻と子どもを持つワーウィックさん

主演映画『ウィロー』でエキストラをしていたサマンサと1991年に結婚して息子と娘がいる(妻も軟骨無形成症による小人症である)。

出典 https://ja.wikipedia.org

ハンデを抱えているワーウィックさんですが、実は結婚していて子供もいるんです。ハンデを感じさせませんよね。

家族全員が小人症のようですが、とても仲の良い姿をメディアに見せています。そんなワーウィックさんですが、現在に至るまで、どのようなことがあったのでしょうか。

俳優を目指したきっかけ

1981年、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に出演する身長4フィート(1.2メートル)以下の役者の募集を祖母がラジオで聞いた事がきっかけで、同映画のイウォーク族ウィケット・W・ウォリックの役を得てデビュー。当時11歳で身長は2フィート11インチ(0.6メートル)だったという。

出典 https://ja.wikipedia.org

身長は11歳で60cmだったそうです。同い年の子供と比べてもかなり小さいですが、その個性を活かし俳優としてデビューするきっかけを掴むことができました。

ウィケット・W・ウォリックは、彼にとってハマり役だったのではないでしょうか。

ハンデを個性に変え活躍している

これまでに様々な役どころを演じているワーウィックさん。普通の人よりも身長は低いですが、そのぶん彼にしかできない役がたくさんありました。

これまでに彼はどのような役を演じてきたのでしょうか?出演作品を振り返ってみましょう。

スター・ウォーズシリーズ

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ワーウィック・デイヴィスは、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でイウォークのウィケットを演じた他、スピンオフの『イウォーク・アドベンチャー』や『エンドア/魔空の妖精』でも同じ役で出演。また、『エピソード1/ファントム・メナス』ではアナキンの友達のローディアン、ウォルドの他、素顔でウィーゼル役も演じています。

出典 http://www.starwarsblog.jp

スター・ウォーズシリーズでは、ウイケットだけではなくさまざまな役どころで出演しています。最新作のエピソード7「フォースの 覚醒」への出演決定は、ファンも心待ちにしていました。

森の惑星エンドアに棲息するイウォーク族の戦士、ウィケット・W・ウォリックを演じたワーウィックだが、同キャラクターが登場しなければ映画は大ヒットに繋がらなかったと主張し、さらには同キャラクターの助けがなければ帝国軍に勝利することもなかった英メトロ紙と語った。

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エピソード6「ジェダイの帰還」では、イウォーク族が映画の成功をもたらしたとワーウィックさんは語っています。見た目もかわいらしいウィケットは、愛されキャラとしても人気が高いですよね。

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛The Chronicles of Narnia」

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ナルニア国物語では腹黒ドワーフのニカブリク(写真右)を演じました。もうファンタジーの世界には欠かせない人物になったようですね。

どんな役にもマッチしているところが素晴らしいです!

「ウィロー」

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小人族の農夫兼見習い魔術師ウィローは、川を流れてきた人間の赤ん坊を拾ってしまう。赤ん坊を人間の世界に送り返す役目を村人から押し付けられたウィローは故郷の村を後に旅に出る。途中、荒くれ者マッドマーティガンや騒がしい妖精コンビを仲間に加え、ウィローたちの旅は邪悪な魔女から世界を救う戦いへと巻き込まれていく。

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1988年に公開されたファンタジー映画「ウィロー」では主演に抜擢されます。かなり肉体的にもハードな役柄でしたが、ハンデをものともしない大活躍で注目を浴びました。メイクや着ぐるみで顔が隠れてしまう役が多かったのですが、本作では素顔のワーウイックさんを見ることができます。

“映画全体が僕や僕の演技にかかっている”というのは、僕にとって初めてのことだったんだ。この作品の前と言えば、僕はマスクの後ろに隠れていたりしたしね。この作品は僕にとっては新しいスタートだったんだ。僕の顔を観客が観るわけで、僕の微妙なニュアンスの芝居がこの映画のすべてだったんだ。

出典 http://www.phileweb.com

Twitterでも賞賛の声が上がっています。これだけでも、ワーウィックさんを求めている人がたくさんいるんだということがよくわかりますね。

実は芸能事務所の社長だった!

小人症の俳優を主にマネジメントするウィロー芸能事務所(Willow Personal Management)を経営している。

出典 https://ja.wikipedia.org

芸能事務所を経営しているワーウイックさん。自分と同じような小人症の俳優を育てているそうです。”低身長”ということが武器になるということを伝えているのではないでしょうか。これからも彼のような俳優さんが登場することが楽しみですね。

ハンデは活かすことができる!

ハリウッド作品では、小人症や障害を持つ方がたくさんの作品に出演しています。ハンデを抱えていても成功するということを示してくれているかのようです。たとえハードルが高くても、自分の個性をうまく利用することで、乗り越えることも可能だと教えてくれています。

ワーウイックさんの活躍は、悩みを抱えている方にも勇気や希望を与えてくれるに違いありません!

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白うさぎ このユーザーの他の記事を見る

芸能ニュース、芸能ゴシップ好きの33歳女性。ブログをお休みして、最近はSpotlightでの執筆にハマる日々です。

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