最近の子供たちのクリスマスプレゼントといえば、大人顔負けの電子機器や、ゲームなど費用がかかってしまうものが多いですよね。でもそんなプレゼントは何も要らない子供がいます。彼らがずっと欲しかったのは「足」だけ。そしてその念願の「足」を、ようやく手に入れることができたイギリスの子供たちを今回はご紹介しましょう。

患者数世界でたった125人のアダムスオリバー症候群を持つ子供

出典 http://www.dailymail.co.uk

世界でたった125人しかいないアダムスオリバー症候群は、染色体異常により生まれつき手足の欠損という状態で生まれてきます。英レスターシャー州に住むキアン君(11歳)とカラム君(7歳)の父親ジョンさんがこの疾患を持って生まれたために、この二人もその遺伝を受け継いでしまったのです。

ジョンさんには9歳の娘がいます。でも父親からこの疾患を受け継いだのは息子2人だけでした。イギリスでアダムスオリバー症候群を患っているのはこの3人のみ。

イギリスのNHS(国民健康保険で賄われている病院)では高額な義足のための資金の援助は一切行っておらず、寄付金や貯金で購入しない限り手に入れることはできません。今回、家族や友人は二人の子供のためにサイトで寄付金を募り8,000ポンド(約140万円)を集めました。

サッカーが大好きな兄弟。でも、足が不自由なままサッカーをすると蹴るたびに痛みを伴います。義足があれば思いきりスポーツができ、新学期から虐められることもないと父親のジョンさんは安堵の表情で語りました。

シリコンでできた義足はまるで本物の足のよう。ピッタリと二人の足にフィットしました。「これでプールに行っても足を見てヒソヒソ言われなくてもいい。」

「サンダルが履ける!」

出典 http://www.dailymail.co.uk

5体満足で生まれた人には恐らく感じることはないでしょう。でもこれまで足を持つことができなかったキアン君とカラム君にとっては「これからサンダルも履ける」という普通のことが特別に感じるのです。そしてその特別なことが、これからは義足によって普通にできるようになるのです。

自分と同じ疾患を持つ二人の子供の成長をこれまで見てきたジョンさんは言います。「ここ数年間息子たちは涙を流すことが多かったんだ。難しい年頃になってきたからね。」でも今年は念願叶って義足をプレゼントすることができたので「最高のクリスマスになったよ。」と嬉しさを露わにしています。

まだまだ成長期なので体は成長していきます。でも専門家によると、足の部分は他の部分よりも成長がゆっくりだそう。だから毎年作り変える必要もないのだとか。今回作った義足が、暫くの間は二人の足にフィットして本物の足のようにしっくりくるようになるといいですね。

クリスマスの今日、世界のどこかで生きている子供たちのハッピーなニュースを知ることができて嬉しく思う筆者です。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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