英・ダービーシャー州の ミシェル・ハンバーさんと、その息子5歳のロニーくんは、新しい家族を探す為に保護施設に来ていました。ミシェルさんは事前に保護施設のスタッフと相談し、オーランドという名前の1匹の子猫を迎え入れる事にし、わくわくするロニーくんと一緒にオーランドを迎えに行きました。

保護施設に到着すると、オーランドの所へ向かったロニーくん。しかし、オーランドの隣にいた猫をみると、突然、大きな声をあげて泣き出しました。

なんと、そこにいたのは18ヶ月前に行方不明になって、探しても探しても見つからなかったロニーくんの大親友の猫フェニックスだったのです。

フェニックスとロニーくんは、一緒に駆け回ったり、寝転んだり、とにかく何をするにも一緒で大の仲良しでした。しかし、昨年の5月にフェニックスは行方不明になってしまいました。ロニーくんの落ち込み様は、可哀想で見ていられないほどだったそうです。近所中にポスターを貼り、方々に手を尽くしてもフェニックスは見つかりませんでした。そして18ヶ月が過ぎ、ミシェルさんは落ち込んでいるロニーくんの為に新しい猫を家族として迎え入れようと考え、そこで訪れたのがこの保護施設だったのです。フェニックスは2ヶ月前にこの保護施設にやって、なんとつい最近にこの場所に移動されたばかりだったのだそうです。

もしも、ミシェルさんが新しい猫を迎え入れようと考えたのが、早すぎたり遅すぎたりしてもフェミックスには会えませんでしたし、別の保護団体に行ってしまっていても会う事は出来ませんでした。そして、もし迎え入れようと思っていた子がフェニックスの隣にいなかったら、同じ空間にいても会う事もなかったのです。なんという偶然でしょう。

保護センタースタッフのジェーントーマスさんは「フェニックスが、元の飼い主さんとこんな素晴らしい偶然で再会できた事をとても嬉しく思っています。オーランドが病気のため、この日にお渡しできなくなり、落胆するロニーくんを見て、施設内を散歩する事を提案しました。そして彼らはフェニックスと再会したのです。彼らが自分の家の迷子の猫を見つけた!と言ってきた時には、最初は信じられませんでした」と語りました。

実はフェニックスにはマイクロチップが入っていたのですが、ミシェルさんが引っ越しをしてしまっていた為、マイクロチップの情報からは連絡がつかなくなってしまっていたのです。しかし、このマイクロチップのおかげで、フェニックスがミシャルさんの家の猫だという事がすぐに確認されました。

ミシャルさんは、フェニックスだけでなく、迎え入れる予定だったオーランドも一緒に家族とし迎え入れる事を検討中です。行方不明になってしまっていた大親友のフェニックス、そして更にオーランドという新しい家族も増えて、一気に賑やかになりそうですね。

マイクロチップ装着の重要性

マイクロチップとは、ペットの体に直接埋め込む、個体認識のためのICチップです。埋め込むといっても手術などの必要はなく、注射を打つ様な感じで体内に入れます。15桁の識別番号が入っていて、それを検索する事で飼い主さんの情報を確認する事ができる様になっています。今回も、マイクロチップのおかげでフェニックスがミシェルさんの家の猫だとすぐに確認することができました。

マイクロチップ自体は数社が製造販売していますが、ISO規格のもので互換性がある為、どのマイクロチップが埋め込まれていても読みとることができます。

外れてしまうかもしれない首輪や鑑札ではなく、体内に装てんしてあげるのが、マイクロチップの大きな特徴です。マイクロチップには世界で唯一の番号が記録され、名前や生年月日、飼い主は誰か、連絡先は…、といった情報を、世界のどこにいても確認できるようになっています。

出典 http://www.ahb.jpn.com

マイクロチップに入っている情報が変わった時には

せっかくマイクロチップを入れていても、飼い主さんの引っ越しなどで登録している情報が変わってしまった場合、飼い主さんと連絡が取れなくなってしまいます。そうならない為にも、情報の更新は大切です。

日本獣医師会のウェブサイトによりますと、情報を変更する場合はチップ挿入時、又は登録完了時にもらえる「飼い主控」か「登録完了通知ハガキ」で変更内容を届け出る必要があるのだそうです。

申込書の「飼い主控」もしくは「登録完了通知」ハガキのどちらかをコピーし、コピーした「飼い主控」もしくは「登録完了通知」に、変更する事項を二重線で訂正するか余白に変更事項を記入して、郵送又はFAXで本会あてにお知らせください。登録申込書の「飼い主控」もしくは「登録完了通知」ハガキを両方とも紛失された場合には、ご本人確認が必要ですので、直接お電話で本会にご連絡ください。

出典 http://nichiju.lin.gr.jp

日本国内のマイクロチップの団体は1つではない?

ここでひとつ注意して頂きたいのが、実はマイクロチップを扱っている団体が2つあるという事です。一般的には「AIPO(アイポ・動物ID普及推進会議)」という団体が国内のマイクロチップの番号を一括管理しています。しかし、実はもうひとつ「FAM」という新しい団体があるのです。ただFAMという団体はAIPOとの連携を行っておらず、独自のシステムで運営しています。その為、獣医さんや保護団体など、関係者の中でもFAMという団体の存在自体を知らない人が多いのが現状です。つまり一般的にはマイクロチップの番号を検索する際はAIPOで検索するので、FAMに登録している番号だと「該当なし」と表示されてしまうというわけです。そうなると飼い主さんの情報が見つからない為、マイクロチップを入れていないのと同じになってしまいます。

ペットショップなどで「うちはマイクロチップが入っていて登録もされているので大丈夫です」との説明を受けている方も多いと思いますが、その場合、どの団体に登録しているのかを確認しておくといいと思います。もしFAMで登録されいる場合には、追加でAIPOにも登録しておくと安心です。新たにマイクロチップを埋め込む必要はなく、番号を登録するだけですのでペットにも負担はかかりませんので、AIPOヘも登録する事をお勧めします。

この記事を書いたユーザー

Mucoco このユーザーの他の記事を見る

愛犬と一緒に、海を眺めながら暮らしています。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス