アリゾナ州のチャンドラー(Chandler)で、交通事故が起こりました。事故をした車の一台には、母親と幼い2人の男の子が乗っていました。

警察が現場に到着し、間もなくして消防車もやって来ました。これは、その時その場に偶然居合わせた女性が撮影した写真です。

消防士のウェイリー(Russell Whaley)さんは、事故に遭遇し、母親と2才の妹が怪我の治療を受けているのを見て動揺してしいた男の子にそっと近づきました。その間、男の子の不安な気持ちをそらしてあげるために、ウェイリーさんはその子を抱いて道路脇に座りました。そして、優しく語りかけたのです。

男の子が着ていたシャツに描かれていた『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』に気づいたウェイリーさんは、まずその話題で男の子の気持ちを解きほぐします。その時ふと思い出したのは、消防車に一冊の絵本が乗せてあったことです。すぐに本を取り出し、そっと男の子を膝に乗せて、絵本を読んであげました。それがこの写真です。

ニュースのインタビューに答えて女性はこう話していました。

本当に感謝しています。消防士の皆さんは、使い捨ての手袋を風船のように膨らませて変顔を書いて遊んでくれました。そんなこと、決して職務の一環ではないのに、です。

そして夫が迎えに来てくれるまで、私達の傍を離れず一緒に居てくださいました。他に行かなくてはならない現場があったにちがいないと思うのに・・・

出典 http://www.today.com

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手作りのお菓子を持って、お礼に訪れた3人を消防士の皆さんが笑顔で迎えました。

消防士の仕事は消火したり傷口に絆創膏を貼ってあげることだけが仕事ではありません。人々の心をケアすることも私達の役割のひとつなのです。だから、ウェイリー消防士がしたことは、ごく私達にはあたりまえのことなのです。

出典 http://www.today.com

命がけで人命救助に掛ける消防士さんたち。皆さんに対し心から尊敬し、感謝の気持ちをでいっぱいです。

小さな男の子に、将来何になりたい?とアメリカで聞くと、断トツで「消防士!」という答えがかえってきます。消防士さんたちは、子供達のヒーローであり、憧れなのです。

ただ、ウェイリーさんは最後にこう言っていました。
「ひとつだけ残念なことがあるんだ。最後まで本を読んであげられなかったと言うことさ!」

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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