よく遭難者は「飴を食べて飢えをしのいでいた」「チョコレートを食べていた」「自分の尿を飲んで雑草を食べていた」などなど過酷なサバイバル法を語ることが多いですが、ここイギリスで、ケント州在住の82歳のおばあちゃんはとんでもない方法でサバイバルしたのです。

公衆トイレに閉じ込められてしまったおばあちゃん

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新しく設置されたばかりの公衆トイレは実はまだ未完成だったのですが、そうとは知らずにグラディス・フィリップさん(82歳)は入ってしまい、そこに4日間も閉じ込められるというハプニングに見舞われたのです。

でもおばあちゃんは度胸が据わっていた

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一応助けは呼んだフィリップスさんですが、誰も救助に来なかったために潔く諦めトイレの中で編み物を始めたのです。偶然にもバッグの中に先ほど購入したミントがあったためにそれを舐めながらせっせと編み物。

トイレで編み終わったマフラーは孫へのプレゼントに

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82歳という高齢でありながらも、肝が据わっていたフィリップスさんはデスパレートな気持ちにはならなかったと言います。きっと誰かがそのうち見つけてくれるわ、と思いながらもトイレに座り込み、買ったばかりのピンクの毛玉を取り出しマフラーを編み始めました。

予想外の時間ができて、トイレの中でなんとマフラーが完成してしまいました。「これで孫のプレゼントは決まったわ。」強い精神力の持ち主であったフィリップスさんは、パニックになることもなく、夜は自分のコートにくるまって寝て手が冷える時はハンドドライヤーで手を温め暖を取っていたそう。

まさかトイレに閉じ込められて4日間も過ごしているとは思わなかったフィリップスさんの娘さんは、今後のことも考えて今まで携帯電話とは無縁だった母親に携帯を持たせるようにしたそうです。

まさにトイレに腰を据えた4日間だった

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工事関係者が塗装の仕上げに来たことで、フィリップスさんの存在が発覚し無事に救助されたことは良かったけれど、何より高齢者でありながら強い精神力とそのサバイバル法にメディアは驚かされました。

「結構綺麗で暖かかったわよ。」とフィリップスさん。文字通りトイレに腰を据えた4日間で編み上げた記念すべきピンクのマフラーは、とんでもない思い出としてお孫さんのクリスマスプレゼントになり、きっとお孫さんもそのマフラーを見るたびにフィリップスさんを思い出すことでしょう。とにかくクリスマス前に救出されて無事で何よりでした!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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