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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
女性にとって人生の一大事である出産。かつては出産について話したり、議論したりすることをはばかられる雰囲気がありましたが、出産の形式が多様化するにつれて、最近ではこの大切な出産をより満足のいく、自分らしいものにしたいと考えて行動する方が増えているように感じます。
こういった風潮に合わせて無痛分娩や母子同室などいろいろなオプションを選択できる病院が増えている中、注目を浴びている出産法の一つとして「水中出産」が挙げられます。

そこで今回は水中出産のメリットとデメリットについて、医師に解説していただきました。

水中出産は赤ちゃんにとっては環境の変化が少ない?

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初めて聞くと「水の中で産むなんて赤ちゃんは大丈夫なの……?」と気になってしまいますが、赤ちゃんは元々お腹の中にいるときはお母さんの子宮の羊水の中に浸かっているので、赤ちゃんにしてみたら地上でのお産よりも考え方によっては環境の変化は少ないともいわれています。
水中出産は、簡単にいうとプールのようなところに体温と同じくらいの温度のお湯をはり、そこに羊水と同じくらいの濃さの塩分を加えてその中で出産する方法です。
陣痛から浸かりっぱなしになるわけではなく、一時間浸かって、出て、また一時間、という風に時間を決めて行っていきます。

ママはリラックスして陣痛が楽になる?水中出産のメリットは?

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メリットとしては、先ほど述べた赤ちゃんにとって環境の変化が少なく、楽なのではないかと考えられる点のほかに、お母さんも温水に浸かってリラックスできることです。
また水中なので浮力がはたらいてお腹が大きくても自分が心地よい姿勢を取りやすい、ということも挙げられると思います。身体が温まることで筋肉が緩み陣痛が楽になる、という話もあるようです。

衛生面&安全面に要注意!

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反対にデメリットとしては、まず水の中の出産ということで、衛生面が挙げられます。きちんと洗浄し、清潔を保ったプールの中でないと母子ともに思わぬ感染症の原因になることがあります。
また、出産の際の出血が通常の場合より多くなりがちな傾向があるようです。
さらに、病院によって異なりますが、通常の出産費用に比べて、費用が10万円前後追加でかかるところが多いようです。

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【医師からのアドバイス】

心配な点もありますが、魅力もいっぱいの水中出産。まだ、日本で出来る施設はそれほど多くはないようですが、希望される方は対応してくれる産院を早めに探して、納得のいく出産ができるといいですね。

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