パンダと聞いて連想するのが「カワイイ!」の言葉ですよね。白と黒のフワフワモコモコがたまらない癒しを与えてくれる動物。そんなパンダは実は他の動物と比べて繁殖力がとても弱く、発情期は年に一回。そんなわけでパンダの赤ちゃんというと希少価値が高いのです。

今回、このパンダの繁殖についてリサーチの結果新たなことが判明したのです。 Nature Communicationsによると、パンダがカップルになる時には「恋の力」の影響力がとても大きいのだそう。他の動物は本能で生殖行為を行うのですが、パンダの場合はヒトのように「恋に落ちてから」子供を作るケースが80%にも上ることがわかったそうです。

パンダはお互いをよく知ってからカップルになるパターンが多く、カップルとして長続きしているパンダは子供を作る機会がより増えるということも判明。ただでさえ繁殖能力が低いと言われるパンダなので、今後絶滅の危機にさらされる危険性がないとは限りません。

年に一回の発情期も3日~1週間程度とあまりにも短く、それでうまく交尾ができればもう万々歳といったところ。ただ、生まれてくる赤ちゃんは未熟児状態で生まれてくるために生存能力が低いというのが事実。

低体温で生まれてくる赤ちゃんは、自分で体温調節ができないためにお母さんパンダに抱っこし続けてもらわなければならず、あまりにも小さいために、お母さんパンダが赤ちゃんパンダを胸で圧死させてしまうという悲しいケースもあるのです。

動物園で、せっかく生まれてきた希少なパンダの赤ちゃんを、なんとか元気に育てあげるには飼育員の半端ないケアが必要なのです。まして自然界では更にその状況が厳しくなるのでパンダの赤ちゃんはやはり貴重だということです。

繁殖能力が低いパンダなだけに、中国のパンダ繁殖研究センターではパンダを絶滅の危機に陥れないためにも必死で繁殖能力を上げようと日々研究が行われているそうです。四川省のこの研究センターでは、なんとパンダの発情レベルを上げるために「パンダポルノ」まで存在するとか。

パンダのカップルに交尾している他のパンダのビデオを見せるのだそう。1日のほとんどを食べて寝て過ごすパンダは、そこまでしないと繁殖のモチベーションが上がらないようです。

気の合った相手を見つけることさえできれば、赤ちゃん誕生を期待できるのですが、そこまで到達するのもなかなかということで、何をするにもパンダはどうやらゆっくりマイペースのようです。

でも、相手をじっくり知ってからカップルになって長い間愛を育み、子供を作るというプロセスはまさにヒト並み。他の動物のような繁殖能力はないパンダだけに心配ですが、そんなロマンチックな一面があるなんてちょっと驚きですよね。

動物の赤ちゃんはとにかく私たちに究極の癒しを与えてくれます。貴重なパンダの赤ちゃんがこれからも素敵なパンダカップルの間に誕生して、なんとか絶滅するリスクを免れてほしいですよね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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