まず、下の写真を見てください。あなたはこれを見てどう思いますか?まるで子供のような花嫁とそれを祝福するおじいちゃんのような男性。実はこの二人、カップルとして社会実験に参加しました。

児童婚が行われているレバノン社会

出典 https://www.youtube.com

インドでの児童婚が度々メディアに取り上げられています。生後11か月に親によって結婚を決められたという女性がいるなど、インドの社会は女性に対して人権を総無視。レバノン政府も女子差別撤廃条約を導入していないために、未だに女性に対する権利が尊重されていない社会なのです。

筆者が住んでいるイギリスでも11歳の子供が妊娠、出産したりと驚かされることはあります。でも少なくとも彼らは親により強制的に結婚させられて子供を産んでいるわけではないのです。イギリスも子供の出産率が若いという社会問題は避けられないものの、レバノンやインドのように、自分の意志に反しての結婚、出産は女性にとって苦痛以外のなにものでもありません。

今回、そんなレバノンで衝撃的な社会実験が行われました。この様子はYouTubeで閲覧できますが既に100万回以上の再生率となっています。レバノンの女性人権団体「KAFA」が制作した12歳の少女とおじいちゃんのような男性の結婚式に、レバノン市民はどういった反応をするでしょうか。

通行人のほとんどが批判

出典 https://www.youtube.com

中には「この子、あんたの?ラッキーだね!お幸せに」といった祝福のコメントを投げかける通行人もいましたが、ほとんどの人は「あんた、おじいちゃんみたいじゃないか。こんな子供と結婚なんて違法じゃないか。」と批判する人も。

この通行人のように「12歳との子供との結婚は違法」と考える人の常識が常に正しいと思いたい筆者。でも、レバノンでは宗教上の問題もあり、法律では親の同意なしで結婚できる年齢が女性は17歳とあるものの、宗教によっては9歳の女児でも親の同意があれば結婚できるという驚愕の事実があるのです。

レバノンやインドだけでなく、世界中でなんと毎日、約3万9千人もの児童婚が行われていることが判明しています。これは衝撃的な人数です。子供を強制的に結婚させるのは大人です。国連はこれを児童虐待として主張。キャンペーンも行っていますが、様々な国の宗教上の問題が複雑に絡み、なかなか児童婚を防ぐことができないといった状況なのです。

また、WHO(世界保健機関)は児童婚では女性がDVを受けやすいという報告も。これはもちろん性的虐待が多く含まれます。以前にグァテマラの10歳の出産率の高さを記事にしましたが、強制的に結婚させられるということは本人の意思とは関係なく妊娠させられてしまうこと。

そして子供が子供を産めば産むほど、未熟児や発育障害を持った子供、もしくは死産という結果になりやすいことも明らかになっています。更には母体に与える影響も大きく出産と同時に死亡してしまう例も。

女性人権団体は、近い将来きっと女性の人権が平等に扱われることを信じて抗議をし続けています。国によっては明らかに小児性愛者として異常視される社会問題でも、宗教によって法律に問われない国もあるというのは何とも不公平ではないでしょうか。

いつの世も、歪んだ大人の勝手な理由により子供や女性のような弱者が犠牲になる社会。でも私たちにできることは、諦めずに抗議し続けること。世の中平等であってこそ、平等な社会が築けるのです。児童婚は決して軽視されるべきことではないのです。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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