ハンバーガーのお供に欠かせないのがフライドポテト。そう思う人も少なくないでしょう。今やファストフードでのフライドポテトの存在は大きく知られているため、私たちはフライドポテトの発祥の地はアメリカと思いがちですが、実は意外な国だったのです。

ベルギー人誇りの味、フライドポテト

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筆者はイギリス在住ですが、もちろん「フィッシュ&チップス」というイギリスの伝統的食べ物として馴染みなのは既に皆さんもご存じでしょう。イギリスでは「チップス」と呼ばれていますが、ベルギーでは「フリッツ」と呼ばれています。

実はベルギーがフライドポテトの発祥の地なのです。ベルギーではパンの代わりに付け合わせとしてフリッツが出るほど家庭でもレストランでも一般的。屋台も多くあります。

ホクホクの新じゃがで作られたフライドポテトは絶品!

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イギリスのチップスショップもそうですが、新じゃがを使ったフライドポテトの味は絶品です。化学物質を一切使っていない純粋なポテトのみのフライドポテトは、まるで中が柔らかいマッシュドポテト。クリーミーとさえいってもいい滑らかな食感に虜になる人も。これぞ正真正銘のフライドポテトと言っていいでしょう。

発祥地のベルギーでも「フリッツ」は絶品。イギリスではケチャップやビネガー、ソルトが主流ですが、ベルギーではマヨネーズをたっぷりかけて頂きます。このマヨネーズもこっくりとした味わいのあるヨーロッパのマヨネーズ。ベルギーは特にマヨネーズが美味しいと評判なので、美味しいフライドポテトにこれまた合うのでしょうね。

そんなベルギーがフリッツを世界無形遺産として申請!

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元来、じゃがいもは16世紀に南米からヨーロッパへ渡来。栄養価が高く、寒冷地でも育つためにヨーロッパでは主食として広まりました。保存もきくので冬では特に貴重な食料に。ベルギーでは17世紀後半に「フリッツ」として広まったそう。

世界の子供たちが愛するフライドポテトはベルギーでも子供たちの美味しい主食、もしくはおやつとなり「フリッツを食べて育った」という人も少なくないのです。

カリッと揚げた表面、中はホクホク。思わず「アチ、アチ」と言いながら笑顔になってしまうほどの美味しさ。じゃがいもの自然の甘みが十分に出たこのフライドポテトは、一度イギリスやベルギーで味わうと忘れられない味になることでしょう。

発祥の地でもあるベルギーにとっては、フリッツは誇りの味。去年、ユネスコの無形文化遺産として登録申請したというから、フリッツを愛する気合も相当なもの。ただじゃがいもを切って揚げるというのではなく、調理法にもこだわりを持つベルギー人。

日本の和食が世界でも称賛されているように、たかがフライドポテトもされどフライドポテトになる日は遠くないかも⁉ヨーロッパに旅する機会があれば、あなたも是非、本場のフライドポテトをお試しあれ!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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