記事提供:カラパイア

世界四大文明と言えば、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明であり、メソアメリカ文明、アンデス文明を含めて六大文明ということもある。

だが、そんな文明の歴史を覆すかもしれないと言われているのが、ロシア、シベリアの端で生まれた文化である。

この文明は、ユーラシア大陸の文化発展の中心地である中東と同じくらい進化していた可能性が高く、当時の文化的発展の頂点にいたとも考えられるというのだ。

シギルの偶像と呼ばれる中石器時代の彫像は、もしかしたらこれまでの世界史をくつがえすような証拠になるのかもしれない。

シギルの偶像に関しての研究を行っているドイツ人の科学者の解析によると、このモニュメントは実に11,000年前に作られたもで、世界最古の木造彫刻なのだという。

これが事実なら、古代エジプトのピラミッドやイギリスのストーンヘンジよりも古いということになる。

この新しい発見は、古代人による文化的発見に関する重要な証拠となった。スベルドロフスク歴史博物館のナタリア・ヴェトロヴァ館長によると、ロシア国内では、この像は相当古いものだという認識だったが、国際的科学者たちの間では認められていなかった。

そこで他国の研究者たちが偶像の建造年を調べる調査に参加することとなった。研究に加わったドイツのニーダーザクセン州文化遺産局のトーマス・テーペルガー教授によると、その結果は我々の予想をはるかに超えた11,000年前のものだと分かったという。

この研究結果はとても貴重な情報となり、ユーラシア大陸または人類史における文化的発展のこれまでの認識を覆すものとなった。この事実を受け、世界中の科学者たちも驚きを示している。

11,000年前のウラルの狩人や漁師や採集民は中東の農民と同じくらい発展していたこととなる。この像は世界的に認められユーラシア大陸における文化的発展の拠点地は中東だけでなく、ウラルでもあったことを証明することとなった。

ロシアの専門家たちはこの発見を“世間を騒がせる大ニュース”としている。この暗号が切り刻まれた像は、世界最古のもので、暗号は古代人からのメッセージの可能性もあると学者たちは述べている。

また、今回の研究で、この像には以前は7つといわれていた顔が8つあることが確認されている。その1つだけが3次元だったそうだ。

この木造の像はもとは、ウラルの泥炭湿原で1890年に発見されたものだ。

研究者たちの分析によるとこの像は完新世初期に出来たものだとされる。樹齢157年のカラマツから作られたもので、切り出しや設計、象形文字などには石器が使われている。

複数の学者がこの象形文字には古代人から現代人へのメッセージが刻まれているという。

長さ2.8メートルの木造だが、もとは5.3メートルあったと推定されている。ソビエト時代、上部にあった2メートルの古代の人造物は一度行方不明となったが、革命前の考古学者ウラジミール・トルマチェフ氏が書いたその絵を残していた。

木造彫刻はとても複雑で、暗号による情報も刻まれている。この像を通して知識を伝承していったと考えられている。

一方で、像に刻まれたメッセージは解読にいたっておらず、“現代人への完全なるミステリー”として謎に包まれたままだ。

ロシア国内では文明史を変える発見としてざわめきだっているという。

出典:siberiantimes
出典:amusingplanet

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