寝てしまった子供を抱えて…

夏の暑い日。
2歳になるAちゃんとそのお母さんと一緒に、外出しました。
長い打ち合わせと買い物を終えたころ、疲れたAちゃんはママの腕の中でぐっすり。
まさか子供が寝てしまうと思っていなかったママさんは、エルゴなどの抱っこグッズを持っていませんでした。

すぐにおうちに帰るという母子を炎天下放り出すわけにいかず……。
わたしは、ちょっと高級な喫茶店にお誘いしました。

有難かった対応の数々

子連れ、しかも子供が寝ている!

察知した店員さんは、小さな声で
「いらっしゃいませ。お子様がお休みですので、奥のソファー席へご案内いたしますね」
と、何も聞かずに案内してくれました。

Aちゃんは、ママの御膝を枕に横になってぐっすり。とても気持ちよさそうでした。
ママも、子供を寝かせることができてようやく笑顔が戻りました。
ティータイムで店内はどんどんお客様が来るにも関わらずぎりぎりまで隣の席は空いていたので、Aちゃんは自然にお昼寝から目覚めることができました。
すっきりした気分のAちゃんは、「おなかがすいた!」と元気な声!
一瞬ヒヤっとしたものの、周りのお客さんも「あら起きたのね」と温かい眼差し。
これは本当にありがたかったです。

メニューを持ってきてもらって、Aちゃんから直接注文を聞いてくれた店員さん。
一人前の大人扱いをしてもらったAちゃんはにっこにこ!
サンドイッチをパクパク、ママはカレーをもぐもぐ。
二人ともご機嫌です。
「お子様用の取り皿です」と、当たり前のように差し出されたのは言うまでもありません。

出典 http://r.gnavi.co.jp

椿屋ミックスサンド。美味しいですよ。

とどめはお会計!

お腹もいっぱいになったAちゃんは、わたしがお支払いのためのクレジットカードを持っていることに気付きました。
「それ、なーに?」
「レジのおじさんに、渡してね」
張りきったAちゃんは、一生懸命カードを渡します。両手で受け取ってくれた店員さん。
普通ならカードは大人であるわたしに返してくれるのですが……。

なんとその男性店員さん。

レジから外へでてきて、Aちゃんの目線にあわせて腰をかがめて、
「ありがとうございました。こちら、お返しします」
両手でカードを返してくたのです。

Aちゃんも、Aちゃんママも、これには感激です。
相手が2歳児でも、きちんと「一人前のお客様」として扱ってくれた椿屋珈琲店。
すっかりお店のファンになりました。

都会で暮らしていると、子連れでの外出は本当に大変です。
腹が立ったり傷つけられたり、そんなことが多いので、ママたちは常にピリピリしています。
ですが、池袋駅近くでありながら、このお店はそんなこととは無縁でした。

今思うに、周囲のお客さんたちも、「小さい子供がお昼寝してる!」と、静かにしてくれていたのだと思います。
お客さんが優しいのは、いつもこのお店がお客さんを大切にしているからかも、しれません。

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