北京でPM2.5が250μg前後を推移しており、ついに赤色警告が出たと、ニュースで報じられています。

しかし、カフェの喫煙室の出口付近のPM2.5の濃度は、200~700μgにもなっていたという調査結果もあります。

タバコの煙はPM2.5以上に恐ろしい、ということを知ってもらいたいと願い、この記事を書きます。

66μg以上で危険

日本経済新聞2013年3月1日付朝刊や、朝日新聞2013年2月23日付朝刊でも報じられていましたが、
タバコの煙にもPM2.5は大量に含まれています。

PM2.5の日本の1日平均環境基準は35μgです

PM2.5が0~15μg:空気の質は良好

16~40μg:許容範囲内。感受性の高い人に呼吸器疾患が現れる。心臓の悪い人や高齢者の症状が悪化し死亡率が高まる

66~150μg:危険

151~250μg:おおいに危険。心臓疾患や呼吸器疾患のある人、高齢者の症状が一層悪化し、死亡率が一層高まる。一般の人の呼吸器疾患も明らかに増える。

251μg以上緊急事態。心臓や肺などの呼吸器疾患がある人や高齢者の症状が著しく重くなり、死亡率も著しく高くなる一般の人々にも重い呼吸器疾患が現れる。

喫煙可能な飲食店は300μg、カフェの喫煙室出口は700μg

福岡市内の喫煙可能な飲食店内のPM2.5の濃度を調べたところ、300μgを超えていました。

そして、横浜市内のカフェの喫煙室出口付近でも、PM2.5の濃度を調べたところ、
200μg~700μgでした。

251μg以上で緊急事態ですが、その約2.8倍もの700μgと言う数値は、いったいどれだけ恐ろしいのでしょうか?

タバコの煙はサリンよりも恐ろしいと言われているのも納得できるでしょう。

喫煙室に一日中いるわけではない、という反論もあるでしょうが・・・

喫煙者の中には、喫煙室や喫煙可能な飲食店にに1日中いるわけではない、少しの時間じゃないか?! と反論する人もいるようです。

しかし、休日に家の中で1日に何本もタバコを吸っていたら、北京の街の中を1日中歩いているよりも、はるかに猛毒なのではないでしょうか?

また北京の人たちも、営業などで1日中空気の汚れた街中を歩く人もいるかもしれませんが、大半の人は、通勤や通学や買い物などやむを得ない時だけに留めているのではないでしょうか?

多くの人は、1日に1時間も外には出ていないのではないかと思うのですが・・・

飲食店やカフェには1時間くらい滞在することもありますので、それを考えると、タバコの煙がモクモクとしている部屋の中にいるということは、ものすごく猛毒の中にいることになります。

「じゃあ、タバコを吸っている人に近づかなかったらいいだろう!」と言われるかもしれませんが、200m先でもPM2.5はまだまだ高濃度だという調査報告もあります。
そんなに遠くまで離れていたのでは、日常生活が送れません。

1人や2人は殺しているだろうね

「長年タバコをたくさん吸っている人は、無意識のうちに1人や2人は殺しているだろうし、誰かの寿命を縮めていることは確かだろうね」

これは、喘息が専門の小児科の開業医が言っていたセリフです。
職場の人や家族の寿命を、何年かは縮めているのは間違いないとのことです。

最後に

家の中でタバコを吸いながら「北京は本当に空気が汚いね」などと言っている人はいませんか?
タバコを吸っている人に、北京の空気のことを言う資格はありませんよ!

目上の人やそれほど親しくない人から「タバコ吸っても良い?」と聞かれて
「止めてください」などと言える人は、ほとんどいないでしょう
「止めて!」と言える間柄なら、吸おうとした時点で「もう!いい加減にタバコ止めなさい!」と取り上げてくれるでしょう。

「吸っても良い?」って聞いたのだから・・・と思うのは浅はかな考えです。
本当は、吸わないでほしいのです。
これだけタバコが嫌われていて健康に良くないことが判っている今の世の中です。それでも「吸っていい?」と聞くのだから・・・よほど我慢できないのかなあ・・・とか、商談がダメになってしまってはいけないし・・・などと考えてしまうようです。

喘息の持病があっても、目上には「吸わないでください」とは、なかなか言えないとのことです。後でそっとトイレに行って、ため息をつきながら薬を吸入したりしているそうですよ。

★タバコの煙には、緊急事態や赤色警告の2倍以上のPM2.5が含まれる。
★たとえ喘息があっても、喫煙者に「吸わないでください」とはなかなか言えない

このことを知っておいてください。お願いします。

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患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

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