記事提供:カラパイア

生まれて直ぐに母親に育児放棄されてしまったツメナシカワウソのモーセ君は、南アフリカ。ベラベラにある自然動物公園「ロエビーズゲストファーム&プレデターパーク(Loebies Guest Farm and Predator Park)」に保護された。

飼育員さんにミルクを与えられ、泳ぎも教わり、すっかりカワウソらしくなったかな?と思いきや、動物公園にいるブチハイエナと気があっちゃったようで、ライオンやヒョウなどの大型ネコ科にもまったく物怖じしない。

現在生後20ヶ月となったモーセ君。カワウソをするっと通り越して、自分が大型捕食獣の一員であると勘違いしてしまっているようだ。

出典 YouTube

生後直ぐに親に置き去りにされていたモーセ君。警察官がそれを発見し、親が戻ってくるかもしれないと数日間見守っていたが、結局親は姿を見せず、この施設に届けられた。この時の体重はまだ400gで人間の手のひらの大きさほどだった。

オーナーのアンネル・ストリードムさんはモーセ君に3時間おきにミルクを与え、献身的にお世話をした。その甲斐あってモーゼ君は元気に成長した。

アンネルさんはカワウソは生まれつき泳げるものと、ダムにつれていったところモーゼ君は溺れてしまった。

これは大変!とアンネルさん、ツメナシワウソに関する情報を調べ上げ、母親が泳ぎを教えるようにモーセ君を毎日プールに連れて行き、泳ぎの練習をさせた。

最初は浅い水から慣らしていき、徐々に水かさを増やし、水になれた頃に再びダムに連れて行った。モーセ君は見事にダイブを決めてくれたという。

アンネルさんに育てられたモーセ君はアンネルさんと深い絆を結んだようで、どこに行くにもついていく。アンネルさんは毎朝7時、施設の掃除をし、見回りをしながら動物たちの世話をし、午後の4時にエサをやるのだが、毎日必ずモーゼ君はくっついていく。

だもんだから、大型捕食獣に関してまったく警戒心がない。他の動物のベッドで寝たり施設の仲間たちを追いかけたりと自由すぎるカワウソライフを満喫している。

そしてどういうわけか、ブチハイエナと意気投合してしまったようで、仲良く一緒に遊んでいるという。

ハイエナに背中をとらせてもまったく無警戒なモーセ君。ハイエナもじゃれながら仲良く遊んでいるという。

アンネルさんはモーセのことが大好きだが、モーセはいずれは野生に帰るべきだと思っている。だが、ここまで大型獣に慣れてしまうと、野生に戻しても警戒心がなくなってしまい危険である。

アンネルさんは、モーセ君を一ヶ所に閉じ込めるようなことはせず、自由にさせ、もし自発的に自然に帰ろうと思ったときはひきとめはしないという。

できることなら、モーセ君が無事に仲間や伴侶を見つけ、幸せに暮らしてくれたらいいなと思っているそうだ。

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