筆者の住むイギリスでは、クリスマスショッピングをもう済ませた人もいればラストスパートでショップの梯子をしている人もいろいろ。クリスマスは家族が集まってワイワイ楽しく過ごせるという嬉しさもある半面、料理をしたりゲストを迎えたりする家はストレスもたまりがち。

クリスマスは各家庭にはとってもビッグイベントなのです。でも、イギリスでたった一人きりのクリスマスを過ごす人も少なくありません。50万人もの高齢者がこの時期たった一人で過ごすということがリサーチで明らかになっています。

東ロンドンのあるカフェで素敵なアイデアを提案

出典 http://metro.co.uk

イタリア人オーナーのマッシーモさん(41歳)は「クリスマスはみんなにとって忙しい時期。だから1人で過ごす人達のことを忘れがちになってしまう。でも誰も1人で過ごして欲しくない。」と25日の午後に閉店するはずのカフェをオープンさせることに。

別のブランチカフェでも2013年に無料で提供

出典 http://metro.co.uk

マッシーモさんはロンドンで幸運にもビジネスが成功している2軒のカフェのオーナー。2013年にも1人で過ごすはずだった高齢者のために別のカフェブランチをオープン。スタッフ達はクリスマスの日にボランティアでサービスをしました。

マッシーモさんは言います。「美味しい食べ物やたくさんのプレゼントを手にする人がいる一方で、何も得られない人もいるんです。そんな人達のために少しでも役に立てれば。」イタリアからは両親がヘルプに来てくれるそう。

「僕の母は正真正銘のイタリアンだから、プロのシェフに料理の仕方を指図しそう。」どうやら厨房は賑やかになりそうな気配。

Facebookでこのアイデアを投稿したところ、多くの人が寄付をしたいと申し出てくれたそう。既にある女性からは150ポンド(約27000円)の寄付があったということです。「高齢者の人にはディナーだけじゃなく、ライブミュージックもプレゼントも楽しんでもらって、必要なら帰りはタクシーをサービスしますよ。」

1人きりで過ごす予定だった高齢者の人が、ここに集まって楽しい一時を過ごせるようにベストを尽くそうとするカフェのスタッフたち。どんな時でも他人を思いやるという真意が伝わって来ます。

日本でも1人きりのお正月を寂しいと思う人はいるはず。でも仕方なくそうして過ごさなければいけない人も。孤独を好きな人はいないと筆者は思います。高齢者の人だけでなく、ホームレスの人にも、親を失くして施設にいる子供達にも、ほんの少しの幸せな時間を味わう権利はあるのです。

マッシーモさんの寛大なサービスで、高齢者たちが楽しい時間を過ごせるといいなと思う筆者でした。みなさんも大切な人と素敵なクリスマスを過ごせるといいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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