宝くじ、当たる人って本当にいるのかなぁ~と、思ったのですが、よぉ~く思い出してみたら…、いました。身近で聞いた当選した人たちのお話。

『2000万円当たった人』

これは、おばちゃんから聞いた話です

おばちゃんの旦那さん、おじちゃん側の甥っ子さんが、年末ジャンボで2000万円当たりました。黙っていれば良かったのかもしれませんが・・。若い甥っ子さん夫婦は親戚中に自慢してしまいました。

(親も嬉しくて、ついつい援護射撃のように「うちの息子が~」と嬉しくてご近所、親戚と、あちこちで話してしまっていたのです。)

ですが、当たった話をしていて親戚の人から「宝くじが当たるときは、なんでも当たるというから注意した方がいいよ」と言われた甥っ子さんの両親。

心配になって「宝くじに当たると良くないことも起こるというし、みんなにも言ってしまっているんだから、いくらかずつでも当選したお金のお裾分けする方がいい」と息子さんに(=甥っ子)言いましたが。

「これは、俺が当たったから、全部俺のもんや。俺のお金や。俺が全部使う!誰にもやらん」と甥っ子さんは、心配する両親にきっぱりと言ったそうです。

それを聞いたおじちゃんは「分ける気がないなら、誰にも言わんと黙っていたらいいのに」と言い。
他の親戚の人たちも「当たった、当たったと人に自慢だけして!いやらしい。そんなことしてたら、そのうち罰(バチ)が当たるわ」と言い合っていたそうです。

で、その甥っ子さん夫婦は、宝くじで当たったお金に今まで自分たちが貯めてきたお金をプラスして、新築の家を建てました。

家が完成し、不動産業者から引き渡しを受け、明日が引っ越し・・という前夜。当選したお金で建てた新築の家は、火の気もないのに大火事になり全焼しました。


ですが、このとき・・。

不動産業者から引き渡しのときに「今日までは、当社が火災保険に加入していましたが、今日からはお客様の所有物になりますので、お引き渡しをしましたら、すぐにご自身で火災保険に加入してください。絶対に忘れないでください」と、言われていたにもかかわらず、実際に住んでから入ればいいと甥っ子さん夫婦は、火災保険に未加入でした

そして、火事から一夜明け、新築の家が建っていた場所に残っていたのは、真っ黒になって燃え残ったコンクリートの基礎だけだったということです


この話を聞いたときに、宝くじに当たったことを人に言ったのなら・・、ケチってはいけません。

ケチらずに、普段お世話になっている人に当たったお金を分配したら、また、次も宝くじに当たったという人が、テレビ出演して話しているのを聞いたときに「そうか、新築の家が火事になった、おじちゃんとこの甥っ子さん夫婦のように独り占めはいけないんだなぁ~」と思うのでした。)

これは多分ですが、自慢して、羨ましがらせておきながら、誰にも分けてあげない。
自分ひとりのものだといって、独り占めする…は、言葉は悪いのですが、結果その行為が人の恨みをかってしまい。

この甥っ子さん夫婦のように、今まで貯めたお金までをもすべて失ってしまったのか…と思ったのです。

『1億円当たった人』

これは、以前の職場の先輩から聞いた話です

先輩の家の近所に、ご夫婦でやっているパン屋さんがありました。
とても美味しいパン屋さんで、先輩は、ほぼ毎日パンを買いに行っていたので、ごく自然にパン屋さんの奥さんと親しくなりました。

そんなとき、たまたまパン屋さんに買い物に来ていた他のお客さんたちと、丁度売り出しが始まった年末ジャンボ宝くじの話しになりました。

「あれ、本当に当たる人なんかいるのかなぁ~?当たったっていう人なんか聞いたこと無いわぁ~、私」と先輩が言うと、「私も聞いたこと無いわぁ~」「でも、買わないと当たらないよぉー」とか言いながら、他のお客さんたちと話が盛り上がったそうです。
ひとしきり年末ジャンボ宝くじのことを話した後、他のお客さんが帰って・・。

パン屋さんの奥さんと先輩とが二人きりになると、それまで会話に入ってこなかった奥さんが「宝くじなんか当たるもんじゃ無いわよ」と、先輩にポツリと突然言ったそうです。

そういえば、いつもなら他のお客さんとの話しに入ってくるパン屋さんの奥さんが、宝くじの話には終始無言で通したので〝おかしいなぁ~〟とは先輩も思っていたのですが、「当たるもんじゃ無い」の言葉に、思わず「どうしてですか?」と聞いてしまっていたそうです。


そして、「実はね…」と話し始めた奥さん

なんとパン屋の奥さんは、2年前の夏、1億円当たっていたのです。ですが、普段持ちなれないお金・・、どうするか?と旦那さんと相談した結果。

このお金を増やそう!!」ということになり。株を買うことにしたそうです。
が・・。

「もっとお金を増やそう」その欲が招いた悲惨な結果とは…


「素人がやるもんじゃ無いわね」と、奥さんはため息をつき。
当たった1億円は増えるどころか、証券会社の担当者の言葉にいいように踊らされてすべて紙切れ同然になり。

おまけに旦那さんが、高速道路で玉突き事故の交通事故に遭い…。命はとりとめたものの、ほぼ1年近く仕事が出来ない状態になったそうです。

当たったお金を増やそうなんて欲をかいた結果がそれ、入院代やらなんやらに加えて、お店も開けることが出来なくなって収入はストップ。今までの貯金全部はたいて何とか乗り切ったのよ。当たるときは当たるのよ、良いも悪いも当たるから気をつけないといけなかったのに・・欲を出したばっかりに罰が当たったのね。宝くじに当たるより、健康で仕事が出来るのが一番。まじめでコツコツが一番よ」と先輩は、パン屋さんの奥さんからしみじみと言われたそうです。


なんか、この話を聞いて・・。
よく、お金は寂しがり屋だから、お金のあるところに集まる。だから、お金持ちは、さらにお金持ちになる・・と言いますが。

「宝くじ」に当たったお金は、〝こんにちは~と貯金通帳にやってきて、(一瞬で入ってきたお金は、一瞬で使い切れ…といいますが、それをせずに)お金の多さに使うことよりも、欲を出して増やそうとした瞬間

では、さようならぁ~〟と、当たった人の…。に貯金通帳にいたお金たちまでをも全部引き連れて行く・・のか?と思ってしまいました。

おまけに死ぬような怪我までして、踏んだり蹴ったりとはこのことか?とも思いました。

『3億円当たった人』

これは、ご近所で飲食店をしている奥さんから聞いたお話。

3億円当たった人が、近所で噂になるのがいやで、隣町に広い土地を買い。自分たち夫婦と息子さん夫婦の家を二軒並んで建てて引っ越したそうです。

それでも現金は十分すぎるほど余るので・・、毎日、毎日、時間通りまじめに働くのがバカバカしくなって、旦那さんはとうとう仕事も辞めてしまいました

が、毎日、毎日なにをするでもなく家にいる旦那さんに、とうとう奥さんが嫌気をさして「お小遣いあげるから、パチンコにでも行けば」と、毎日5~10万円のお金をくれるのでパチンコに出かける。

けど・・、つまらない
つまらないけど・・、働くのはイヤだ。バカらしい。
でも、毎日、毎日がつまらない

と、以前のようにパチンコも楽しめない…というメビウスの輪のように堂々巡りをして、毎日が暇でやる気がなく、楽しくないのだと言っていたと話してくれました。

そして、
「なんだかんだと言いながらでも、毎日忙しく働くから、たまの休みに旅行したり、美味しいもの食べたりしているから楽しいのよお金があるから働かなくていいは、一見幸せそうだけど。本当は不幸なのかもね」という、ご近所の奥さんの意見を聞きながら思ったのですが・・。

たぶん、パチンコも「今日は、勝ってやる!!」
と、なんだか分からない闘志を燃やして、なけなしのお小遣いを持って気合いを入れていくから、勝って嬉しい負けて悔しい…という感情が大きく心の中で動くから、人間、その瞬間、瞬間が『楽しい』のだと思います。

でも、勝っても、負けてもどちらでもいいやぁ~。

どうせ時間つぶしの、暇つぶしだしぃ~、みたいな気の抜けた状態で、目的もなく、目標もなく、どこに行きたいのだというあてもなく過ぎる時間は(お金があっても)=感情が大きく動かない。動けないから=『楽しむことが出来ない』=『楽しめないから毎日がつまらない』ということになってしまったのかもと想像するのでした。

『一万円当たった人』

以前勤めていた会社の後輩が、交通事故にあったと聞いて、入院している病院にお見舞いに行ったときの話です

なぜ、交通事故に遭ったのかと聞くと…、彼女がしみじみと話してくれました。

事故にあった時刻は黄昏時、その日は朝から雨。

おまけに昼過ぎからは、激しい大雨に変わり、大粒の雨がカサを叩きつけるように降り出していました。彼女は大雨のなか・・、車も走っていない。そして彼女だけしかいない歩道を家に帰る為に急ぎ足で歩いていました。

ですが家に帰るためには、途中にある大きな運送会社の前を通らなければいけません。いつものことでしたが、この日はなんだかイヤな予感がしたそうです

「でも、そこの前を通らないと家には帰れないし・・。大型トラックが来てないよね・・と、目の前の道路を何度も見てから、その会社の大きな門の前を歩き始めたんです」

すると、道路から会社の中に入る大型トラックはなかったのですが・・。その会社の中から、バックで出てくる大型トラックがいたのです。

ところがこの日は大きな雨音と、濡れないようにカサを身体につけるように低くさして歩いていた彼女は、目の前にトラックの後部が見えるまで気がつかなかったのです。そして、その大型トラックに気がついたときには、彼女の声は悲鳴に変わっていました。

そして、容赦なく長い荷台のトラックの後輪で引かれ・・・。

「やめてー、止まってーって、叫んでも。激しい雨の音と、大型トラックの長い車体の後部だからか、運転手さんには聞こえてないようでした」と彼女はいいました。

〝もう、ダメ・・このまま次のタイヤに引かれたら、私…死ぬんだ〟と思った瞬間、「やめろー、止まれー!」と、会社の中から人が飛びだしてきてくれて、彼女は危機一髪、なんとか足の骨折だけですんだのだと言いました。

バックで道路に出ようとしていた車を止めてくれたのは、激しい雨も降っているし、本当は外にでる予定ではなかったのですが、道路に向けてバックで出て行く同僚の大型トラックをチラリと窓越しに見て、〝危ないなぁー、いきなり道路を走る車と鉢合わせしたらどうするんだ〟と思い、案内役を務めようと出てきてくれていた同僚の運転手さんでした。

そして、彼女の悲鳴を聞きつけて助けに駆けつけてくれたのです。

もし、このとき、その人が、いつものことと気にもとめないで外に出てきてくれていなければ、彼女は車体の長い大型トラックの、すべてのタイヤに引かれて生きてはいなかったと思います。

「よかったねー、たまたまその人が出てきてくれて」と私。

「はい、大雨だったんで、他の人はみんな建物の中にいて、歩道には私ひとりでしたし、道路には車も走っていないし、きっと、あのままだったら私、死んでいたと思います」と彼女。

「運が良かったんよ。たまたま、気にかけて出てきてくれる人がいたんだから」

「はい、そうなんです。でも、もう宝くじは買いません」と、泣きそうになりながら彼女が言うので…宝くじ???…なんで???ここで?宝くじ…と、私が驚いていると…。

年末ジャンボ当たったんです」と彼女。

「ええぇーー!!」と驚く私。交通事故にあうくらいの金額が当たったんかい!と思いましたら・・。

「違うんです。一万円だけなんです。でも、今まで末等の300円しか当たったことなかったのに・・、初めて一万円当たったんです。そしたら、これです。もう、絶対、宝くじなんて買いません」と彼女は真剣な顔で言います。

「確かに、当たるときは、なんでも当たるっていうもんね」と私。

「そうなんです!怖いです!!もう、私、本当に運が悪いです。最悪です!めっちゃ運、悪いです!」と彼女。

「確かに…、けどさぁー、そう悪いわけでもなかったんじゃない」と私が言うと・・。

「どうしてですか?」と聞く彼女。

「だって、そのまま行けば、多分だけど死んでたよね。カサをさしている人が見えないくらいの大雨で、おまけに運転手さんに悲鳴さえ聞こえないくらいの激しい雨音の雨が降っていた。それに時刻は夕暮れ時、それも雨の日の夕暮れ時なんて暗くてしかたがないし、時間的にも周りには人もいない、車も走っていない。運送会社の人も雨が降っていたから誰も外に出たがらなかった。でも、たまたまバックで出て行くトラックを気にして、たまたま出てきてくれた人がいて、足の骨は折ったけど命は助かった。そして、たった一つしかない命が助かった・・は・・、これ、宝くじの当たる確率よりも遥かに…というか、確率なんて…、ほぼゼロに近い確率の大当たりなんじゃないの?」と私。

「あっ、そうか。そうですね-」と彼女。

「あ~たぁ、宝くじの一等よりも神様からしかもらえない〝〟を大当たりにしてもらったんだから喜びなさいよ~」

「じゃぁ、私、ほんとうは運が良いんですね」と彼女。

「そうそう、めっちゃ運が良いんよ。だって、命は神様からしかもらえんもんなんやから、良かったね-」と、これは命が助かったから言えたことですが・・。


宝くじ、当たるときは〝なんでもかんでも〟当たる。〝良いも悪いも〟当たる…
といいますが、(まだ自分には経験がありませんが、)比較的身近で起こった「宝くじに当たった人」を見ていると・・。

やっぱり、なんでもかんでも、良いも悪いもひっくるめて…、当たるときは『当たるんやなぁ~』と、思うのでした。

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知らないことが知りたくて、メンタル、カルマ、礼法に漢方スクール…etc.とお勉強。で、ですね、人を動かしているのは無意識、でも、この無意識を味方につけるとスゴいんだ~と気づいたら…、なぜか、「えっ?!そうくるかぁ~」と、色んな場面に遭遇しれしまう…という面白いことが起こりだすのでした。

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