日本信号(6741)の事業報告書の表紙になっているまるで写真のようなリアリティ溢れる絵が注目を集めています。

ネットには「写真のようだ」「絵とは思えないリアルさ!」という驚きのコメントが溢れていました。

「これが、絵…!?」

この絵を描いたのは、自閉症の画家・福島尚さん

子供の頃から電車に興味を持ち、絵を描いていた

福島さんに自閉症の症状が見え始めたのは3歳の頃。その原因は不明ですが、有名人にも多いと言われているサヴァン症候群だと診断されました。サヴァン症候群とは…

知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す。

出典 https://ja.wikipedia.org

一説によると、脳は欠陥があってもそれを他の部分で補おうと欠陥がない脳の部分を発達させる機能があり、その結果サヴァン症候群の人々は、各分野に置いて超人的な脳力を発揮する

出典 http://braindesign1.ninja-x.jp

物心ついたときから電車や線路、踏切に興味を持ち、絵を描くようになっていたそうです。

毎日毎日、電車の絵ばかり書いている息子に、ご両親もはじめは戸惑いばかりだったようです。

障害がある息子を目立たないように育てようと思ったことあった

障害を持つ子をできるだけ、目立たないようにひっそりと育てようとする親も多いといいます。そんな中で開花した福島産さんの才能。

尚さんが中学生のころ、来る日も来る日も絵を描いてばかりの息子の姿にたまらない気持ちになった。「絵なんか、将来なんの役にも立たない」。衝動的に尚さんから絵筆を取り上げ、絵を全部焼き捨てた。すると、彼はじっとしていられなくなって大暴れし、部屋の壁や窓ガラスを壊しまくったという。

出典 http://www.sankei.com

「やはり、この子には絵しかないんだな」。清さんは、もはや負けたような気持ちでこう思い直した。「才能を見いだしたのは本人。私たち親には先見の明はなかったのだから…」。

出典 http://www.sankei.com

いまは、その熱意に負けて応援しているのだそうです。

しかし、将来の不安もありました。

昔から医者いらずの健康体とはいえ、両親がいつまで支えられるかわからない。

「でも将来が不安なのは健常者も同じだよね」と清さんはいう。そしてこう続けた。「ただ、この絵を喜んでくれる人がいる。この絵で立派に社会参加ができている。そこを維持できたらいいね」。

出典 http://www.sankei.com

鉄オタもうなるリアルな景色

自閉症である福島尚さん(44)は記憶だけを頼りにリアルで臨場感溢れる鉄道の風景画を描いています。

なんと下描きをせずに描いているそうでその精密さに驚かされます。作品への集中力と鉄道への情熱が画面から伝わってきますね。4歳の頃から鉄道に興味を持ち、それ以降ずっと描き続けてきたそうです。

出典 http://plginrt-project.com

小学校に進んでも、行き交う電車を一日中眺めては、鉄道の風景画を描いてばかりいたという福島さん。

「先生から技法を教わったわけでもない。描き方は全部、自己流。画力も年相応のものだった」。

出典 http://plginrt-project.com

絵を描いているうちに、どんどん画力が上がっていったという福島さん。平日の昼間は福祉作業所に通っていますが、毎日必ずキャンバスに向かって、鉄道の絵を描いているそうです。

細部に至るまでこだわる福島さんの絵。見れば見るほど、驚きを覚えます。

展示会場で出会った鉄道ファンも、「普通だったら省略して描かないところまで、全て正確に描いている!ここまで描き込まれた絵は見たことがない!!」と 感動の様子。

出典 http://www.nhk.or.jp

記憶をたどりながら、実物と全く同じ色を創りだし、電車だけでなくレールや電柱、空の色まで忠実に再現をしています。

同じ箇所でも、何度も何度も、数色を混ぜて微妙に違う色を作りだしては塗り重ねているのです。信号や、レールなど、特に光と影を感じるような部分だと、10回以上は塗っては乾かし、を繰り返しています。

出典 http://www.nhk.or.jp

そんな福島さんの作品の一部をご覧ください

出典 http://galeriadecafelimon.web.fc2.com

スリーナイン号(横川 鉄道文化村)

出典 http://galeriadecafelimon.web.fc2.com

首都圏(高崎線 大宮駅)

出典 http://www.sankei.com

EF重連上越線

出典 http://galeriadecafelimon.web.fc2.com

通勤(八高南線 日高市内)

絵だけではなく、模型も制作!

絵だけではなく、電車の模型も作っているのだそう。しかも、材料はなんと厚紙

こちらも誰に教わったわけでもなく、自己流で設計図を描いて器用に組み立てているのだそう。そのクオリティはとても厚紙からつくられたものとは思えません…!!!

鉄道ファンの心をもつかむ福島さんの素晴らしい作品の数々。

埼玉県日高市にある「ギャラリー喫茶 Galeria de Cafe Limon」で常設展示されているそうです。興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。

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