記事提供:カラパイア

寝坊をして後ろめたさを感じることはあるだろうか?ああもう、なんで起きられなかったのもう、自分のバカバカと責めたりするものだが、そこまで悪いことではないかもしれない。

悪いことがあるとすれば、自分の行為を正当化できないことだ。凄く重要な問題を本やネットで調べていて、ついつい夜中の2時まで夜更かしししまった、なんて言い訳は、お母さんが聞く耳を持つはずがない。

今月3度目の遅刻でカンカンになった職場の上司なら、尚更通じないだろう。

人生とはそのようなものだが、それでもやはり夜更かしも寝坊もやめられない。日中にどれほど腹が立とうが、どれほど仕事を失おうが、夜に電気を消すような人間に生まれついてこなかったのだから仕方がない。

だが、とびきりのアイデアが閃くのは誰にも邪魔されることのないそんな瞬間なのだ。

睡眠パターンから逸脱している人が高い知性を備えている

実は、通常の睡眠パターンから逸脱している人が高い知性を備えている傾向が実際に明らかにされている。新しい進化のパターンを作り出す者は非常に先進的なのだ。

これには確かに頷ける話だろう。最初に変化を起こす者はいつだって社会の中で最も進歩的かつ高い知性を備える者だ。

スペイン、マドリード大学の研究者が学生1,000人の睡眠パターンを分析した結果、夜更かしをする学生は帰納推理テストで高いスコアを弾き出すことが判明している。

夜に閃くことも否定できない

イタリア、サクロ・クオーレ・カトリック大学では、様々な年齢の男女120人に夜型か朝型かアンケートに回答してもらっている。

その後、被験者に創造的思考力(独創性、精緻性、流動性、柔軟性を評価)を試す3種類のテストを受けてもらったところ、夜型の人は高いスコアを残すという結果が得られた。

これについて、実験に携わった研究者は、創造性を育むのは「非慣習的な精神、そしてこれまでと違うオリジナルな方法を見つける能力の発達」であるとコメントしている。

こうしたことは時間の過ごし方と関連している。朝型人間は早起きして得た時間をジム通いやコーヒー作り、あるいは早めに仕事を始めるなど、日常的な活動に充てることが多い。

ところが、夜型人間は夜を何か新しいものを創造するための特別な時間として使う傾向にあるのだ。

朝型人間は午後に疲れるが夜型人間は午後から本気だす

例えば、朝6時に起床したとしよう。その場合、通常なら夜9時前には眠くて仕方がないはずだ。つまり夕方5時ごろまでには疲れているということだ。

起床時には元気一杯かもしれないが、昼下がりには下り坂となる。実際、朝型人間は午後になれば自分を酷使しているようなものだ。

ベルギー、リエージュ大学では、15人の“極端な”朝型人間と15人の“極端な”夜型人間を対象に、起床時と10時間半後の脳の活動を測定してみた。

すると、朝型人間も夜型人間も起床時の生産性は同程度であったが、10時間半が経過すると朝型人間の脳は、注意と概日リズムに関連する領域の活動が夜型人間よりも低下していることが判明した。

早起きは集中力が高いが消耗する、夜型は気分良好

こうした評価は、1日のサイクルをどう見るかによって変わってくる。夜型人間は貴重な朝の時間を失っているように思えるかもしれないが、朝型人間だって夜の時間を失っている。

夜型サイクルで生活する夜型人間は、朝型人間が寝ている間に多くの時間を確保できており、しかも日中の気分も良好だ。

イギリス、ウエストミンスター大学では、2日間に渡って様々な睡眠リズムを持つ42人のボランティアの唾液を1日8回分析した。

すると、早起きのボランティアの唾液サンプルからは睡眠が長いボランティアに比べて高濃度のストレスホルモン、すなわちコルチゾールが検出された。

その結果として、朝型人間は筋肉痛、風邪症状、頭痛を訴えており、機嫌もあまり良くないことが判明している。

研究者によれば、早起きは集中力の高さと関連があるが、同時に日中の多忙感やイライラ、さらには1日の終わりにおける怒りや消耗との関連も指摘されているという。一方で、睡眠時間が長い人は余裕があり、多忙感が少ない。

人生はその見方で決まるものだが、目覚めた時の気分がいいに越したことはない。自分が夜型であると自認するなら、自分のペースを守ればいい。

また寝過ごしてしまっても気にしないことだ。その日が終わるころにきっと取り戻せているだろうから。ただしこれは日中勤務の人や学校に行く人の場合にはほどほどにということで。

出典:elitedaily

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