記事提供:まだ東京で消耗してるの?

為末さんの言葉は沁みます。

もっと独善的になれ。

小さな負けにこだわることが決定的な人生の敗北を招く。失敗をプロセスに組み込め。勝利も挫折も成長の糧にしたからこそ25年間、アスリートとして活躍できた“走る哲学者”が導く心と体の操縦法。

出典負けを生かす技術 為末大

これ、とてもいい本でした。道に迷っている方は、手に取るとだいぶすっきり見えてくるはず。

ぼくが特に刺さったのは下記に引用した箇所。長めですが、ビリビリしびれるので、まずはどうぞお楽しみください。

アメリカで暮らしていたときに感じたのは、みんな自分らしさを重視していて、まわりもそれを賞賛していたということ。自分らしさが価値基準になっている。

あなたらしい人生だ、と褒められることは日本ではあまりない。むしろ、みんなに認められた人生だったね、という褒め言葉はよく聞こえてくる。

ただ、時代が変わり、意見はどんどん多様になっている。今は、みんなから応援されることは難しくなってきた。そうなれば、ふてぶてしさを持った嫌なヤツになって、自分はこの道を行くから、と言い切れる力、そこで根性を出す力も必要だと思うのだ。

アスリートを見ていても、思うことがある。ひよってしまうというか、あきらめてしまうというか、そういうアスリートが増えている。まわりの意見に、しゅんとなってしまったり。

もっと独善的であっていいと思うのだ。自分はこれでいいのだ、と決める。このとき、必要になるのが、一人になる、孤独になるという感覚だ

もともと人間は孤独なのだ。だからこそ、これからの頑張りに必要なのは、孤独に耐えきることだと僕は思う

実際には、これまでもそうだったのだ。孤独に耐えきって、頑張ってきた人がたくさんいたのだ。

みんながこうだと言っているときに、同じことをやっても、それは質が違うということに、そろそろ気づいたほうがいいと僕は思っている。

原発関連の本を読んでいても、もう何十年も反原発を主張してきた人と、震災後に反原発を唱えている人では、同じことを言っていても、腹の底にあるロジックが違うような気がしてならない。

どちらがいいと言うつもりはない。だが、一人のときに、それを言い続ける、信じ続けることの難しさは想像ができる。どちらが、強いのか、ということだ

孤独は怖い。しかし、もともと人間は一人で生まれてきたのだ。孤独感を持っていなかったとしても、想像しているほど、人は守られてはいない。

そして孤独になったとしても、実は思ったほどの寂しさはない、ということも知っておくべきだと思う。むしろ、僕は気持ちがラクになった。孤独になったことで、清々しい気持ちになれた。

出典負けを生かす技術 為末大

難しいのは、ある程度のフェーズに来ると、周りに人が溢れるようになるんですよね。そのとき、つい孤独を捨てて、みんなと一緒にいることに依存するようになってしまったりします。

そうやって成長を止めたブロガーを、割とたくさんみています。それが悪いというわけじゃないですが…。

ぼくも割と孤独な方で、友だちと呼べる人はそんなにいません。

まぁ、フェイスブックにはいっぱいいるけどね!4,350人!ぼくが住んでる本山町の人口より多いです。

が、ぼくは「友だちがいない」というこの状況を、割と好んでいます。こっちの方が気楽に創作を続けることができるんですよ

友だちが増えちゃうと、どうしても嫌われるのが怖くなりますからねぇ。そっちに依存するようになると、冒険できなくなるんです。

また違う話では、なんでぼくが孤独でいられるかというと、妻と娘がいるからなのです。

パートナーや家族の存在は、すごく大切です
為末さんも2011年に結婚をしているので、おそらく、精神的にだいぶ守られているのではないかと想像したりします。どうなんでしょ、ここら辺。実際にお会いして聞いてみたい。

「孤独を守る」方法は、人それぞれだとも思います。ぼくは妻と娘に救われています。人によっては、もっと別のやり方で、孤独を守っているのでしょう。完全に一人で生きていけちゃう人も、中にはいると思います。

いずれにせよ、孤独でいられなくなったとき、その人の成長は鈍化していきます。一流を目指すなら、この部分、いわば「孤独インフラ」の整備に力を割く必要があるんですよ。あんまり語られないですが。

一流でありつづけるためのヒント、しなやかに生きるためのヒントが満載の良著です。為末さんの本はハズレないので、この機会にザッと買ってしまうのをおすすめします。「諦める力」は特にいいですね。ぼくも影響受けまくってます。

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