いよいよ12月になりました。師走に入ると「あぁ、今年ももうあと少しで終わるんだな~」となんだか感慨深くなる筆者。1年あっという間だったなと思う人も多いでしょう。この1年、いろんな出来事がまたもあり過ぎて、私達はその一つ一つを十分消化しないうちに、また次の出来事が起こるというその繰り返し。

喜怒哀楽が入り混じった1年の中で、でも12月だけは「ハッピーなことを考えるようにしよう」という人も多いのではないでしょうか。それはやっぱり家族が集まるクリスマスがあるから。欧米ではお正月は普通に「年が変わる」程度ですが、やはりクリスマスは家族にとって一大イベント。

街はイルミネーションで輝く

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日本でも今は各地でクリスマスイルミネーションが催されていますね。イギリスでも12月になると一斉にどの街もクリスマスムード一色に。特に大都市ロンドンのイルミネーションの華やかさは、恐らくどこにも引けを取らないほどゴージャス。

ライトアップされたハロッズも美しい

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クリスマスは欧米では「家族が集まる日」として、筆者がここイギリスに住み始めた20年前は12月25日というとロンドンといえども閑散としていました。全てのショップが閉まり、交通もストップ。

誰も家から全く出なかったのですが、今はパブは開いているところもあるし、全てのショップが休みということはなくなりました。当時は大都会ロンドンがこんなに静かになったことはないと言ってもいいぐらい、1年で最も穏やかで静かな25日だったのを思い出します。

家族で過ごすクリスマスはいつだって特別

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遠方に住む家族が集まる唯一の期間がこのクリスマス。まさに日本のお正月と同じです。みんなでテーブルを囲みクリスマスディナーを頂く25日。ディナーといってもこの日はお昼からゆっくり時間をかけてワイワイと頂くのです。

25日の朝は、子供達にとっては嬉しい瞬間。クリスマスツリーの下のプレゼントをわくわくしながら開けることから1日が始まるのですから。イギリスのクリスマスで欠かせないものは、やっぱりクリスマスツリー。

この時期、本物のモミの木がマーケットなどでも売られていて傍を通るたびにいい香りがします。本物を使うと毎年新調しなければいけないという手間がありますが、なんといっても香りが違うしやっぱり年に1回のことだから、と思う人も少なくないので毎年ツリーの売れ行きは順調なようです。

イギリスで欠かせないものはツリーともう一つ!

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クリスチャンは24日のミサ、もしくは25日の朝に教会へ。これは信者には欠かせない行事ですが、イギリスで伝統的なクリスマスに欠かせないのがクリスマスディナーの「芽キャベツ」なんです。これはもうクリスマスツリーと同じぐらい大切!

可愛いサイズの芽キャベツ

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イギリス人は毎週日曜にローストディナーを食べる人もいます。でもそこには芽キャベツの姿はありません。人参やポテトなどのローストにグレイビーソースといった感じ。でも、クリスマスにはこの芽キャベツが登場。

原産地がベルギーのブリュッセル近郊なので、欧米では芽キャベツは「ブラッスルスプラウト」と呼ばれています。(英語ではブリュッセルはブラッスルと発音します)

中世の頃、クリスマスディナーの食卓には鹿、鳩、ウサギなどの肉もチキンなどと一緒に食されたそう。野菜はいつの時代もありましたが、この芽キャベツは普通のキャベツよりもかなり栄養価が高く見た目も鮮やかなグリーンで綺麗ということから、食卓に上るように。次第に、芽キャベツは伝統的なクリスマスディナーには欠かせない存在になったのです。

芽キャベツは1個のカロリーが7kcal。水分が82%ですが、ビタミンCがとっても豊富。キャベツの4倍、グレープフルーツの4.5倍、レモンの1.6倍もあるんです。更にたんぱく質や食物繊維、その他のビタミン群も豊富に含まれるので、肉料理にはもってこいのバランスのいい野菜というわけなのです。

特に芽キャベツは葉酸がトップクラスの含有量ということで、妊婦さんにもおススメの食材。効能効果としては、胃腸障害の改善、美肌効果、免疫力向上、抗ストレス作用、便秘の改善にがん予防と幅広く、1年に1度の出番だけではもったいない!とさえ思ってしまいます。

クリスマスの主役級野菜とはいえ、年中スーパーで手に入る

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栄養価が高く年中スーパーで手に入る食材なので、結構頻繁に食べる人もいます。普通のキャベツよりも少し苦味があるのが特徴なので、ガーリックと一緒にバターローストして食べると美味しいです。

日本では、キャベツの季節が冬なので今ちょうど出回っているのではないでしょうか。これまで芽キャベツを食べたことがない、という方は是非この機会にトライしてみてください。茹でて塩だけかけて食べても美味しいし、肉巻きやてんぷらにしても美味しいです。

今年は日本に里帰りの予定がない筆者なので、クリスマスはこちらで過ごすことに。きっと芽キャベツを食べる機会があるでしょう。

スノークリスマスになりそうな予感

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イギリスでは、例年にない寒さと言われクリスマスの頃にはかなりの積雪だと既に予報で言われています。今回はイギリス、ロンドンのクリスマスイルミネーションの夜景と共に記事をお送りしましたがいかがでしたか?

余談ですが、筆者の生徒さんに「日本のクリスマスのイメージは?」と聞くと「KFC!」と返ってきたのが面白かったです(笑)。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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