恋人や旦那が浮気。そんなものはイギリスでは日常茶飯事。普通の恋愛のいざこざのニュースを周りから聞いても驚きもしませんが、娘の恋人を母親が奪ったとなるとさすがに「えっ」となる筆者。そんな昼ドラのようなドロドロしたことが実際にあるなんて。ところがイギリスでは、特に珍しくもないらしいのです。

26歳の女性の婚約者が2年半に渡り母と浮気

出典 http://www.dailymail.co.uk

自分のパートナーが浮気していたとわかっただけでもショックなのに、その相手が自分の母親だと知ったら、もう何もかも信じられなくなるのではないでしょうか。そんなドラマのような話がリアルに存在してしまうことに驚かされます。

カイリーさん(26歳)とパートナーは5年前にSNSを通じて知り合いました。何度かデートを重ねて意気投合。半年後には一緒に住むように。

カイリーさんが24歳の誕生日には、恋人はカイリーさんにプロポーズ。全てが順調に行っていると信じていたカイリーさん。その後、妊娠が発覚。ところが徐々に婚約者の態度が変わり出したのです。

「コントロールしたがるっていうか。性格が変わって攻撃的になったんです。」そんな婚約者を宥めるのが上手だったのがカイリーさんの母親だったそうです。「母は、彼の扱い方をよく知っていました。だから母が家に来てくれる時は私も正直助かっていたんです。」

出産後、母とパートナーに怪しい行動が

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2人の子供が生まれて、喧嘩が多くなり一度はパートナーが出て行ったもののまたヨリを戻したりと結局一緒にいたカイリーさんとパートナー。でも、その間パートナーはカイリーさんの母とも付き合っていたのです。

怪しいと思い母の電話を見て確信。双方から2年半も騙されていたことがわかり、その裏切りにショックを隠せないカイリーさん。「母のことを親友だと思っていただけに辛いです。」とコメント。カイリーさんとパートナーはもちろん別れました。でも二人の子供がいるので、こんな状況で育てられるのがとても気の毒です。

41歳の母と24歳の元恋人に息子を奪われた女性

出典 http://www.mirror.co.uk

今から6年前、ヘザーさんが19歳の時に、41歳の母親と24歳の恋人が付き合っていることを知りショックを受けました。ヘザーさんが恋人の子供を妊娠していて、出産する2週間前にその事実が発覚したのです。恋人とはそうとは知らずに別れたのですが、なんと母親とその恋人が婚約。しかもヘザーさんの息子の親権の半分を奪ったのです。

娘の人生だけでなく子供まで奪った母親

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「ホラー映画を見ているようで吐き気がする」とヘザーさんは言います。「母は、私の人生だけでなく息子まで奪ったのよ。」

妊娠してこれから幸せになろうと思った矢先に、パートナーのサポートが得られなくなり二人は別れることに。シングルマザーとなる覚悟をして実家に戻ると両親が別れると言うので驚いたヘザーさん。

「母に理由を聞いても話そうとしませんでした。」夫にも娘にも理由を言わずに出て行った母。そして後に驚愕の事実が発覚したのです。母が借りたアパートに行くとなんとヘザーさんの別れた恋人が。スペアキーまで持っていることで全てを悟ったのです。

「私が妊娠している時から関係を続けていたと知って失神しそうになりました。」父に真実を告げたヘザーさん。以降、お父さんは元妻の恥を知らないその行為にショックを受け、うつ病になってしまったそうです。

実の母親にパートナーを寝とられ息子の親権を半分奪われたのでは、誰でも気が狂いそうになるでしょう。児童福祉課のスタッフによると、別れた男性の名前が息子の出生証明書にある限り、父親として親権の半分はあるということを知らされたヘザーさん。

そして裁判の判決により、フルタイムで働いているシングルマザーのヘザーさんは、時間的にも十分に育児ができないという理由で、なんと母親と元パートナーのもとで息子が一緒に住むことを義務付けられたのです。

母親と息子の父親は今は生活保護を受けている身。それ故に、6歳の子供の面倒をフルタイムで見られるからというのが理由なのです。これはヘザーさんにとっては不公平極まりない判決ではないでしょうか。

自分の血の繋がった娘の子供を、娘から奪おうとするような母親が存在することが衝撃的です。そんな身勝手な男性と母親に育てられる子供が可哀相過ぎます。こんな形で母親と引き離されたことを後で知れば、どんな思いをするかは簡単に想像できます。

娘の恋人を奪った母親がついにその男性と結婚へ

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「母がしたことは決して忘れません。でも母は母だから。たった一人の母だから私は許すことにしたんです。でもウエディングには行かないわ。」そう語るのは、17歳の時に恋人を母親に奪われたダニーさん。(写真左)

当時30歳の男性と付き合っていたダニーさんは「彼は大人で私を子供扱いしない」と思い居心地のいい恋人関係を築いていたと信じていました。ところが、母親(44歳)が恋人と関係を持ったことにショックを受け、恋人と別れ、母親の元を去ったと言います。

父親の元へ身を寄せているうちに、知り合った新しい男性と付き合うようになったダニーさん。そして妊娠。今、母親となったダニーさんは自分を激しく裏切った母親とヨリを戻しました。

「すごく傷ついたことに変わりはない。でも母はたった一人だから」

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「周りの人は私をおかしいと言うかも知れないけど」とダニーさんは言います。「だって私の元恋人が今度は養父になるんだから。でも、母を失うか捨てるかという選択を自分でした時、母を失いたくないと思ったんです。」

許すことは決して簡単ではないはず。それをあえてしたダニーさん。そんな寛容なダニーさんに母のマリーさんは「娘に感謝しています。私がしたことは一生許してもらえないと思っていたから。」とインタビューで答えました。

二人の関係を知った時、元恋人は泣きながら謝罪したとか。別れて前に進めるはずだったのに母とこの恋人が結婚となったら、この元恋人がダニーさんの家族になるということ。こんな複雑極まりない家族関係は日本ではちょっと考えられないことですよね。

正直、こういうことをする母親は節操というものがないのかと思ってしまう筆者。道徳観念や母であることの自覚というものがないんでしょう。全面的に「女」を見せつけられて気分が悪いと思ってしまう娘さん達を誰が責められるでしょうか。彼女たちはみな、そんな母に自分の恋人を盗られたんですから。

日本ではこういうことが周りで起こると、まず、世間から冷たい目で見られるのでどこか遠くに引っ越すなりして消息を絶った方がいいとまで思われることでしょう。日本は、家族などの団体組織主義なので、1人対世間という風に敵対視されるのは明らか。

ところが、イギリスでは個人主義なために母親のしたことは母親だけが責任を取ればいい、母親の家族は何ら関係もないということになるのです。個人主義だからこそ娘を裏切った母も堂々としていられるのでしょう。日本なら、こういうことが万が一起こったとしても、「みっともないことをして家族に申し訳ない」と普通なら思うでしょう。

所変われば文化も習慣も全て違ってくるもの。人間関係を見ていると特にそう思わずにはいられません。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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