動画本編は記事の一番下にあります。

ゴミ捨て場でひとり、苛酷な日々を送っていたワンちゃんが元気になるまで

ゴミの山の中にいた、ボロボロのワンちゃん

日夜、捨て犬や野良犬の保護活動を続けている「Hope For Paws」。
この日彼らの元に、とても弱っていて、今にも死にそうなワンちゃんがいるから早く来てくれという緊急の連絡が入ります。
すぐに彼らは連絡のあった場所へ、そこは大量のゴミが溢れた廃棄場でした。
そしてその廃棄場の中、溢れたゴミ山のその奥に、目を覆いたくなるような酷い光景がありました。

そこには、汚れた毛布の上で力なく体を横たえている一匹のワンちゃんの姿が。
皮膚病の為か全身の被毛が禿げてまばらになった、そのあまりに不憫な彼女の姿に言葉を失う「Hope for paws」の職員さん。

それでも、彼女はまだ生きている。
生きている以上は救うことが出来る。

彼らはそのワンちゃんに「マイリー」と名付けすぐに保護活動に移ります。

弱り切っていた体をなかなか起こす事の出来ないマイリーでしたが、保護用の首輪をかけ、食べ物を与えると、なんとかその重い体を起こしてゆっくりと頬張ります。
しかし食べ終わると、すぐに彼女はまた自分が元いたごみ山の中へ。

彼女にとってはそこが唯一、体を休めることのできる場所。
そうなってしまった、そんな世界でたったひとり、ずっと生きてきた彼女のことを思うと本当に辛く、胸が張り裂けそうになります。

「頑張ってマイリー、ほんのすぐそこだ」
職員さんの懸命な呼びかけで、マイリーはなんとか体を起こし、車のある場所まで移動することが出来ました。

車の中で安らかに眠るマイリー。
職員さんは弱り切ったマイリーの姿を見て、一刻も早く動物病院へと車を走らせます。

”君の居場所はゴミ捨て場なんかじゃない。今までよく頑張って生きてきた、君はすごいよマイリー”

病院についてすぐ、救急室に運ばれたマイリー。
たくさんの病気を見てきた獣医さんでさえも、顔をしかめてしまうぐらいに彼女の容体はひどいものでした。

体中を疥癬や寄生虫、細菌感染などに侵されており、加えて極度の栄養失調。
彼女を保護するのがあと少しでも遅ければ、命が危ない状態でした。

まずは体中のノミや汚れ、細菌の除去の為に、殺菌剤の入ったシャワーに入れて全身を消毒し、傷だらけになった身体を治癒するために抗生物質の投与を施します。

そのほか、たくさんの献身的な介護のおかげで、マイリ―は少しづつ元気を取り戻していきました。

地獄のような日々の中で、落ち窪んで光を失っていたマイリ―の目にも、日に日に輝きが戻り、
閉ざしていた心も少しづつですが溶けていきます。

そしてその数週間後、マイリ―の元にある一匹のワンちゃんがやってきました。

それが「フランキー」。
「Hope For Paws」がマイリ―と同じように、下水道に捨てられ震えていたところを保護したチワワでした。

同じ境遇にいたふたりはすぐに仲良しに。
それはマイリ―の初めての友達で、そしてフランキーの初めての友達です。

マイリ―もフランキーも心に深い傷を負い、身体中だって痛いはずなのに、互いが互いのことを労わる。
ふたりは本当に優しい心の持ち主でした。

それから数か月後、マイリ―は無事に回復。
ゴミ捨て場にいた頃からは信じられない程、見違えるような姿に。

マイリ―はすごく綺麗で、本当に美しいハスキー犬だったんです。

今彼女は、今回ご紹介している動画を見たご夫婦から「ぜひ引き取りたい」という連絡があり、無事里子に。
新しい家族と一緒に、幸せな日々を送っています。

そして施設の中で初めての友達になったフランキーですが、マイリーが引き取られる前に別のご家庭に引き取られた後、離ればなれに。
ずっと一緒にいられなかったのは残念に思いますが、でももうふたりは決して孤独ではありません。
それが分かっているだけでも、本当に嬉しく思います。

下記の動画は、マイリ―を引き取ったご夫婦の動画です。
元気な姿で、楽しそうにはしゃいでいる彼女の様子を伺うことが出来ます。

出典 YouTube

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