記事提供:Techinsight

パリ同時多発テロ事件を受け、犯行グループを今なお追跡中であるベルギーの連邦検察当局。

首都ブリュッセルではイスラム教徒の人口比率が高く、失業者も多いことからたくさんの不満を抱えた分子が存在することが改めて浮き彫りになった次第だが、ベルギー政府が医療機関や救急サービスに緊急の警告を放ち、あらたな不安が広がっている。

イギリスの複数のメディアが、今後ベルギーで病院に関連したテロ事件が起きる可能性がある、治安当局も緊急対策を練るよう強いられているなどと伝えている。

ベルギー政府が、医療機関や救命救急サービスに対して「ISの分子が紛れ込んでスタッフのユニフォームを盗み出すことのないよう、保管には十分に注意してほしい」との警告を放ったためだ。

閉鎖となっていた学校や地下鉄の運行が1週間ほどでやっと再開という中、またしても新たな不安を突き付けられてしまったブリュッセルの人々。

しかしこれは憶測による不安、根拠のない話などではない。フランスのマニュエル・ヴァルス首相が、先に「仏パリのある病院でエボラ出血熱などの治療にあたる完全防護服12着が施錠された保管室から盗まれた」と発表。

ベルギー政府の警告はこれを受けたもので、パリでは満員の乗客を乗せた列車などで生物化学兵器が使用されるのではないかといった新たな懸念が広まっているとしている。

また地域の拠点となるような大病院ほど、医師、放射線技師、理学療法士、看護師とどの職においても研修や期間雇用のスタッフを含めれば“見慣れない顔”が出たり入ったりを繰り返す。

そんな中で大量のユニフォームが洗濯、保管、貸与となり、完全防護服でなくとも白衣や看護師のユニフォームが盗まれるようなことがあれば病院内でのテロ行為なども心配される。

高次救急医療を担う優秀な医療スタッフが詰めているような場でテロが行われるようなことがあれば、その損失は計り知れないものがある。

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