読み聞かせ+『Storytelling』を!

楽しい絵とストーリーで子供の心を掴む絵本を読み聞かせることは素晴らしいことです。絵本を読むことで想像力を刺激し、子供たちの視野を広げ、共感力を育てます。また、語彙を増やし、読み書きを覚えていくことの第一歩ともなる大切なアクティビティです。

しかし、子供自身を巻き込んで一緒に話を作り上げていく『Storytelling』の持つ可能性は侮れません。
子供たちの集中力、想像力、コミュニケーションスキルを高めるという点に於いては絵本以上の効果を発揮します。また、子供参加でストーリーを組み立てていくという共同作業で、親子の関りに於いても、『読み聞かせ』だけでは得られない特別に密な時間を持つことが出来るのです。

子どもと何を話したらいいのかわからない・・・

お母さんはともかく、子供と何を話したらいいのかわからない・・・というお父さんは多いのではないでしょうか?特に子供の年齢が上がってくると段々と難しくなってくるように思います。そんなお父さんにこそ、このStorytellingは恰好の手段です。

『Storytelling』はパワフルなコミュニケーションツールであると言われており、近年では、ビジネスの場でも、この『Storytelling』スキルは重要視されてきています。その可能性はマーケティングやマネージメント、カスタマーサービスなどのあらゆる分野で研究され始めています。

効果的な『Storytelling』3つのポイント

もともと話をする事が得意ではないと尻込みをするあなたにも、ここだけを抑えれば大丈夫というポイント3つをご紹介します。

1.子供を巻き込む対話形式であること

子供たちにただ話を聞かせるのではなく、一緒に話を作っていくことが重要です。自分がその一部となり、また、話を作り上げる過程に貢献できるという事は、子供たちにとっては非常に特別な事で、出来上がるストーリーは、どんなものであっても意味深いものとなります。それに、話が苦手な人にとっては、子供に助けられて作り上げる事は実際に大きな助けとなります。

一番簡単で、そして効果的な話の始め方は、「何のお話を作ろうか?」というシンプルな一言です。この一文で、あなたはもうすでに子供たちを「Storytelling」に巻き込むことに成功していると言えるのです。

例えば、筆者の4歳の息子だとこうなります。

「何のお話しを作りたい?」
「大きいプランクトン!!」

もう、この一言目から目がキラキラと輝きます。子供たちの頭の中には溢れるほどのアイデアがいっぱい詰まっているのです。

2.どんな話でもOKだという事を忘れないで

絵本に出てくるような素晴らしいストーリーである必要はありません。展開がめちゃくちゃでも関係ありません。大切なのは、子供たちが、何にも中断されることなく、あなたと共に楽しく夢のある時間を過ごす事です。

たとえば、最初の「何の話がしたいか」という質問から躓いて、子供たちが「わからない・・・」と言ったら、間をおかずに「一番初めに頭に浮かんだものでいい」とアイデアを引き出してみてください。なんでもいいんです。もっとすごいアイデアが・・・なんて待つ必要も、悩む必要もありません。慎重に組み立てる必要などありません。思いきりよくはじめましょう!

先ほどの筆者の息子のプランクトンの話、なんと!少年がプランクトンに飲み込まれるというめちゃくちゃな展開で進み、紆余曲折を経て無事に家に帰りつくまでの壮大なストーリーへと進化を遂げました。何でもありです。

3.一度きりではなく、習慣化させること

『Storytelling』は、気が向いた時だけや一度きりなどではなく、子供の生活の一部となることが理想です。一週間に一度、ほんの10分、15分でもいいんです。そこから初めて、1週間に2回、3回に増やしていってもいいかもしれません。大切なのは継続です。

通常の読み聞かせの日に加え、週末のほんの少しの時間だけでもこの『Storytelling』を取り入れてみるのはいかがでしょうか?

おわりに

うちでは絵本の読み聞かせは日常の風景です。しかしながら、息子は言います。

「お話しを作るのがいっちばん好き!!絵本よりももーっと好き!!楽し過ぎる!!」

話を作っている間、何度もひっくり返って爆笑します。ストーリーはまるで競争の様にどんどんとふくれあがっていくし、常識ではありえない展開を繰り返します。しかし、息子の200%の笑顔が見られる「Storytelling」の時間は、私にとっても掛け替えのない大切な時間です。

皆さんも、読み聞かせの時間を少しだけ置き換えて、この子どもと作る『Storytelling』に挑戦してみませんか?

この記事を書いたユーザー

Maria このユーザーの他の記事を見る

オーストラリア在住。息子が生まれて一年半後、夫はアスベストが原因の悪性中皮腫という、これといって有効な治療法もない、強烈な癌を発症。そして、二年の闘病を経て他界しました。今は、5歳になった息子と二人、夫の眠る地で、毎日を大切に生きています。中皮腫の闘病記・アスベストの事・死別後の息子との二人三脚の毎日をブログに綴っています。http://ameblo.jp/maria1428

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 育児
  • 感動

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス