記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
寒い季節になるとできてくる「ひび」「あかぎれ」。痛いくてなかなか改善されず、お悩みのかたも多いと思います。

今回は「ひび」や「あかぎれ」を防ぐ方法や治療について、医師から聞いた話をお伝えします。

ひび、あかぎれはどうしてできるの?

【ひび、あかぎれの原因は?】
ひび、あかぎれができる大きな原因は乾燥です。
・冬場、特に暖房の効いた室内では湿度が下がり乾燥する
・汗をかきにくくなるため、その分皮脂が補われなくなる

1. ひび
皮膚の乾燥が進むと、皮膚表面の溝に沿って、いわゆる「ひび」ができてしまいます。

2. あかぎれ
ひびが、皮膚の表面だけでなく真皮という皮膚の奥まで深くつながったものが「あかぎれ」です。あかぎれになると、出血したり強い痛みを伴うことがあります。

【ひび、あかぎれになりやすい人】
・乾燥肌
・美容師
・洗剤にかぶれやすい人
・アトピー性皮膚炎の人

ひび、あかぎれになってしまう前に!(予防)

1. クリームなどで皮脂を補う
皮膚から潤いが逃げるのを防いでくれる皮脂を補いましょう。保湿剤やハンドクリームなどには脂質以外にも潤いを保つためにヒアルロン酸やコラーゲンなどの高分子化合物が含まれていることもあります。

2. 部屋の乾燥を防ぐ
暖房をかけるときには加湿器を併せて使い、室内の乾燥を防ぎましょう。

3. 手の冷えを防ぐ
寒いところに出るときには手袋などをしましょう。手の先が冷えすぎて血流が下がり、バリア機能が損なわれるのを防いでくれます。また、暖房器具に手をかざして暖をとると、手のひらを極度に乾燥させることになるので、なるべくやめましょう。

4. 皮膚の油分を守る
水仕事などは、できるだけ手袋を使って行いましょう。特に温水で食器を洗う場合、洗剤と温水の作用両方で皮膚の油脂がとられてしまいます。また、手を洗ったりして濡らしたらすぐに拭くようにし、しっかり保湿しましょう。

ひび、あかぎれになってしまった!(治療)

1. 軽度の場合
まず、軽度のひびであれば、まずは予防の対策をとり、様子を見ましょう。ささくれたところが引っ掛からないように絆創膏などで保護するのもいいでしょう。

2. 悪化してきた場合
ひびが広がってきたり、あかぎれになるなど悪化してきたら塗り薬を使用して、皮脂を補いましょう。皮脂で覆えばバリア機能の代わりにもなります。

軽度の場合は、白色ワセリンという軟膏のもとになる脂分をこまめに塗るだけでもよくなることが多くようです。あかぎれがひどい場合には白色ワセリンや「亜鉛華単(あえんかたん)軟膏」(いずれも薬局で販売してます)を塗ったうえに、絆創膏やガーゼで保護してみましょう。また、市販のひび・あかぎれ用の軟膏もいいでしょう。

また、以下のような症状があれば、感染を起こしている可能性もあります。
・赤みがつよくなる
・腫れが出てくる
・水っぽいものが染み出す
・痛みが強い
など
こういった症状がある場合は、一度皮膚科で受診することをおすすめします。

【医師からのアドバイス】

一度あかぎれまで進んでしまうと厄介なので、しっかり予防の対策をとって、軽いひびの段階でしっかり治療することが大切です。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス