世界で最も創造的な会社と知られるGoogle。同時に秘密主義な会社でも知られています。その秘密情報に既知の情報を集めてたどりつこうとした元NASA研究員がいました。そのときのGoogleの対応が粋すぎます!

その元NASAの研究員とは、ランドール・マンロー氏で、もともとNASAでロボット工学の研究をしており、現在はサイエンス・ブロガーとして活動しています。マンロー氏は読者からGoogleにまつわる質問を受け、Googleの持っているサーバーのデータ量を推定しブログに公開しました。Gooleからしたら冷や汗ものです。

その質問とは

出典 https://www.ted.com

「もし世界中のデータが全部パンチカードに記録されていたら、Googleが保有するデータはどれくらい?」

このような質問に関して、必ず手掛かりとなる公知の情報は、2つあるとのこと。1つは、企業の決算発表等で公にされている支出額の情報。もう1つは電力消費量の情報。こちらは各自治体と企業が契約しているため、公知の情報として入手可能。

今回の場合、さらにハードディスク市場に占めるGoogleの割合、1~2分に1回ドライブが故障していること、データセンターの大きさからサーバーラックの数を推定、これらを情報に追加しました。

その結果、ストレージ容量、サーバー数、サーバーあたりのドライブ数を推定し、最終的に、Googleは10エクサバイトのデータを事業全体として所有しており、別にオフラインのテープドライブで5エクサバイトのデータを所有していることが分かりました。これはGoogleが世界一データを所有している組織になることを意味しています。ちなみに、エクサバイト(EB)はギガバイト(GB)の10の9乗倍です。

これをパンチカードで表現すると

出典 https://www.ted.com

パンチカード1枚にはおよそ80文字を記録でき、それらを1箱あたり2千枚のカードを収納すると

出典 https://www.ted.com

パンチカードがアメリカのニューイングランド全土を埋め尽くし、その高さは5キロメートル弱になる。とんでもない状況。

Googleの対応は?

この情報をマンロー氏のブログに公開されたGoogleは郵便物をマンローに送りつけます。その中身は?

出典 https://www.ted.com

Googleのロゴ入りパンチカード!

マンロー氏は、送られてきたパンチカードをソフトで解読し、暗号化されていることに気づきました。これを解読すると、また別の暗号が埋め込まれており、さらにこれを解読すると、方程式になっていました。この方程式を解くとようやく、Googleのコメントが・・・。それは。


「ノーコメント」
マンロー氏は笑うしかありませんね。


このエピソードはランドール・マンロー氏がTEDのプレゼンテーションで話した内容です。「ノーコメント」に辿りついたとき、聴衆から”笑い”が起こり、数学や物理の楽しさをユーモアをまじえて伝えています。Googleのエピソードは3:00-8:23です。

動画冒頭の「野球のボールを光速の9割のスピードで投げたらどうなるか?」も興味深い内容ですよ。 こちら↓

Googleは入社試験も粋!

有名な話ですが、入社試験もGoogleは粋で知られています。この看板をみてください。

出典マイナビニュース

「{eの値で、最初に出てくる10桁の素数}.com」と描かれたシリコンバレー101号線の看板

「?」ですよね。これ、プログラマーなら挑戦状だとわかるそうです。

この答えを解くと、ログイン先とパスワードが分かり、Google Labs の求人情報画面にたどり着くことができるのです。逆に、これが分からない技術家は門前払いという厳しさですね。

他にも、「あなたの身長は10円玉の大きさに縮められて、ミキサーの中に入れられていました。もとの密度を保ったまま、あなたの質量は小さくなります。ミキサーの刃はあと60秒で動き出します。さて、どうする?」という、奇想天外な入社問題も過去にありました。「?」で終わってしまう問題ですね。

Googleは「創造的な人材が欲しい!」と言っているだけあって、やることが違いますね。

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某メーカーのアラフォー研究開発者
科学、イノベーション、医療・健康、ビジネス、社会問題など中心に
「アハ!」的発見の記事を目指します。
アメブロ:http://ameblo.jp/junseiyamato/

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