フランス・パリで起きた同時多発テロの次の日。多くの犠牲者を出したコンサートホールの前にいた一組の親子。その親子のインタビューの会話が今、世界中で話題になっています。

劇場の前に置かれた、多数の犠牲者を追悼する献花台。そこには溢れんばかりの献花がありました。

フランスのテレビ局は、近くにいた親子にテロについてのインタビューをしました。

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インタビュアー:ここでテロが起きたことを知っているかい?なぜ犯人はこんなことをしたと思う?

息子:うん。彼らがとても悪い人だから。 悪い人はよくない。 そして、僕たちは引っ越さなきゃいけない。とてもとても気をつけなくちゃ。

父親:心配しなくていい。引っ越す必要はないよ。フランスは私たちのホームのままだ。

息子:でも、悪い人たちはどうするの、パパ?

父親:悪い奴は世界中にいる。悪い奴はどこにでもいるんだ。

息子:でも、悪い奴らは銃を持っている。彼らはとっても悪いから、僕たちを撃つかもしれないよ。

父親:たしかに彼らは銃を持っているかもしれない。でも、私たちには花がある。

息子:でも、花なんて何もできないよ。 あいつらは、あいつらは…

父親:これを見なさい。みんながここに、花を置いてるね。

息子:うん。

父親:この花は、銃と戦うものなんだ。

息子:花が守るの?

父親:その通り。

息子:このろうそくも?父親:これは、亡くなった人たちを、私たちが忘れないようにするためだ。

息子:花とろうそくが、僕たちを守ってくれるの?

父親:そうだ。

インタビュアー:気分はちょっと晴れたかい?

息子:うん。

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素敵なお父さんです。お父さんの言葉で男の子の心が癒されたのですね。

フランスでは献花が最も一般的です

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フランスのカトリック教会式葬儀ではそういった風習はなく、参列することによって金銭が動くことはない。お悔やみの意を表す供え物としては、献花が最も一般的。

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葬儀用の献花はバスケットなどに入れてアレンジメントされたものがほとんどで、必ず送り主からのメッセージが添えられている。また「Plaque」と呼ばれている故人へのメッセージを彫り込んだ小さな碑などを贈ると墓碑の上へ供えられる。

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在日フランス大使館では献花が後を絶ちません

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フランス・パリの同時テロ事件を受けて、東京のフランス大使館の前には、犠牲になった人たちを追悼しようという人たちの献花が後を絶ちません。

黙祷したり、手を合わせたりして、事件の犠牲になった人たちを悼んでいます。

東日本大震災のときには、フランスの人たちが“日本頑張れ”と勇気づけてくれたので、今度は私たちがお返しする番だと献花する日本人も多いのです。

フランスは散骨自由国

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フランスでは火葬が行われた場合、約70%の人が遺灰を自宅に持ち帰り、20%は墓地の散骨専用地を利用し、8%は墓地の納骨堂に納め、自然の中へ散骨する人はわずか2%なんだそう。

フランスは散骨自由国で、行政上の規則はなく基本的にどこへ散いてもかまわないが“公道は禁止”とされている。船上や飛行機からの散骨を行う葬儀社を利用する場合は“故人の意思が明記された生前の文書が必要”とあり、家族が散骨に反対ならば分骨の提案をしている。

出典 http://www.newsdigest.fr

「亡くなった人のことを忘れない」「花が守ってくれる」
テロに怯える息子に、諭すように語る父親の言葉は胸に刺さります。

亡くなられたひとたちへの哀悼の意を、直接何らかの形で示しすための献花がテロに怯える男の子の気持ちに寄り添えることを教えてくれた父親の言葉は胸に響きます。

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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