記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
11月14日は世界糖尿病デーとして決められています。さて、実は若い人の中で、「若年性糖尿病」が増えてきていることをご存知でしょうか。

若年性糖尿病について、詳しい話を医師に聞いてみました。

Q1. 若年性糖尿病とは?

糖尿病は、大きく分けて、免疫の異常から起こる1型糖尿病と、生活習慣が原因の2型糖尿病妊娠糖尿病などその他の糖尿病の3つに分類できます。日本人に多いのは2型糖尿病です。生活習慣が原因の2型糖尿病は、中年以後に生じることが多いです。

逆に、免疫の異常から起こる1型糖尿病は、子供の頃や、若い世代に多く、かつては若年性糖尿病と呼ばれていました。子供に起こる糖尿病のほとんどは1型糖尿病でした。が、今、子供の2型糖尿病がどんどんと増加しています。日本の子供では、1型糖尿病よりも2型糖尿病の方が多いのが現状です。

Q2. 若年性糖尿病が増えてきた背景には、何が考えられる?

2型糖尿病は、生活習慣や遺伝的な要素など、さまざまな原因を背景として発症します。 その中でも、子供の2型糖尿病の原因としてもっとも考えられるのは、生活習慣です。食生活の欧米化(カロリーの多い食事、油ものの多い食事)や運動不足が原因で、子供の2型糖尿病が増えてきたのではないかと考えられています。

文部科学省も、子供の体力の低下を問題ととらえ、体力向上にむけた施策をとられていますが、夜型の生活や栄養バランスの乱れ、運動不足や外で遊ぶ時間の減少により、 2型糖尿病を若い年齢で発症する子供が増えていると考えられます。

Q3. 若年性糖尿病の改善法、予防法は?

1型糖尿病は免疫の異常を原因として、誰にでも突然発症します。ですので、現在の医療では予防は困難です。また、一度発症すると、現在の医療技術では生涯インスリンを注射などで補充することが必要になります。

2型糖尿病は、食べ過ぎや運動不足が原因で発症しますので、改善・予防には食生活を整えること、また運動を定期的に行うことが有効です。カロリーの取りすぎや、間食、夜遅い時間の食事は控えましょう。運動は週に3回以上、ウォーキングやジョギングのような有酸素運動を行うのが良いとされています。犬のお散歩や駅を1つ分歩くなど、ちょっとした運動でも効果があります。

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Q4. 若年性糖尿病になりやすい人の特徴は?

1型糖尿病はいつ、誰がなってもおかしくない病気であり、特になりやすい人というタイプはありませんが、大人よりは子供に発症する確率が高いと考えられています。

2型糖尿病になりやすいのは、
父、母、兄弟、祖母、祖父などが2型糖尿病の人
太っている人
運動不足の人
・睡眠時間が不規則

生活習慣だけではなく、遺伝の影響もあるとされており、父、母、兄弟、祖母、祖父などが2型糖尿病の人は、同じく2型糖尿病になりやすいです。また、太っている人や運動不足の人も2型糖尿病になりやすいです。生活習慣が乱れているとかかりやすいことから、シフトワークで睡眠時間が不規則な人にも起こりやすいと言われています。

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【医師からのアドバイス】

若年性糖尿病が増えている背景には、生活習慣の変化、が多くは関係しています。また、食生活の乱れや運動不足、夜型や不規則な生活は糖尿病の発症につながることがありますので、若いうちから糖尿病にならないよう、規則正しい生活を心がけ、意識的に体を動かすようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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